ひきつづきガラス掃除とアルミ拭き。アルミの反りが目につき、ガラスだけ分離してアルミ2枚は貼ったままにしておけばよかったとも。ガラスのくもりは拭ききれないが、新品同様にはなりようがないと見切りをつけついに接着。前回はアルミの表裏を間違えて、タガネのあとが生々しい側を表にしたので今度は裏返す。これで多少はアルミも剥がした甲斐があったというものか。0.16mmの両面テープでひっつけ、ガラス接着部にHCP超強力両面テープをピンセットで貼りつける。空気が入って浮いているが、これも平行を狂わせピント悪化要因となるか。しかし伸ばし機の狂いを考えれば気にするだけ無駄。えいっとのっけてぐいぐい押して圧着。常温感圧型接着タイプとのことで、接合部に5kg/cm2以上の圧力を加えろとある。となると20kgくらいか。ガラスが割れるって。接着後ガラスとアルミの継ぎ目を触ってみると、ガラス面とアルミ面がほぼ同じ高さ。ややガラスが高いか。多少ガラスが引っ込んでいても、ネガの厚みがあるのでいいかと思っていたが、シートフィルムにくらべロールフィルムは薄いので、前のようにネガキャリアのなかでぶらぶらフィルムが動くくらいならこのほうがいい。ただアンチニュートンガラスどうしが擦れ合って摩耗する懸念はある。だからこすれないよう蝶番で2枚を固定したほうがいいし、そのほうが操作性も向上するのだが、カラー用には乳剤面側でのニュートンリング発生を防ぐため両面アンチニュートンガラスにしてあるけれど、モノクロだと鮮鋭度向上を狙って下の面は通常の光学ガラスにするかもしれないので、交換できるようしばらくは固定しないで遊ばせて様子を見る。