2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

朝から特快晴。やや透明度低く、また昨日のように昼前から雲が出るような予感もある。しかもメガネがないのでろくすっぽ動けない。でもこの時期こんな好天で出動しないわけにもいくまい。矯正なしの裸眼でどれだけ写真がやれるかの実験として繰り出してみる。…

昨日述べたことがこっちとつじつま合わないかに見えるような気がしてきた。いや、目的は目的なのだ。最終的な写真が目的だというのは否定すべくもない。ただ、その写真は道具によって規定される。どのように規定されるかというと、道具の特性をいかに発揮さ…

朝無雲だが雑務を片づけていたら10時をまわってしまい雲が出てくる。でもひさびさの機会だし出発。三*菱*製紙*跡*地の鉄*球がもう撮れなくなっているのではと気がかりなのだが、北は雲だらけで海方面へ。しばらく千葉へ行ってないので総武線快速。木更津の橋…

これまでの写真について、コンセプチュアルであるとの評を受けたが、どうにも違和感がある。コスースのような狭義のコンセプチュアル・アートのみがコンセプチュアルだと主張するつもりはないが、自分のやっていることは「コンセプチュアル」という態度から…

フィルターモジュール届く。早い。こんなにすぐ届くとは思わず持ちあわせがなくて、夜に出直していただく。 これでようやく自宅で4x5のカラーネガが引き伸ばせる。しかしながら日頃ボロい機材ばかり使っているので新品だとつい遠慮してしまってやりづらい。…

前世代を礼讃する作り手とはいったい何なのか。そうすることでみずからの存在価値がゼロとなることに気づかないのだろうか。いやそれよりも、先行世代に屈託なく帰依していて何ごとかをなす気が起こるのだろうか。模倣以外の何ごとかをできると思えるのか。 …

そうはいいながら、われわれはこの世界の片隅で生息しており、そのうえ日本語しか使えない。 しかしわれわれにはカメラ語があるではないか。この地は文化においても僻地なのだが、カメラ産業という点では世界の中心がここにある。ビューカメラだけはそうでも…

なぜこのような設定を用意する必要があるのか。写真を見るという事態に付着する付帯的条件を剥ぐなどということに意味があるのか。当該の知覚的対象をとりまく要素も含む総体として受容することが、ものを見るという経験ではないのか。そもそもそんなことは…

鑑賞対象としての版画のさまざまな技法が開発された数十年前には、版画家それぞれが独自の技法をあみだしており、オリジナリティのある版画では技法が内容そのものだったという。その時代の版画とは技術オリエンティドな試みが主導的なジャンルだったのだ。…

LPLの4x5引き伸ばし機に装着するカラープリント用のダイクロイックフィルターモジュールをついに発注。多階調モノクロもこれで一応は焼けるので、今装着してあるVCモジュールもこれで代用できるのだが、処分するかどうかは思案どころ。あまり損が出ないなら…

写真器の画面センターがフレーミング中にわからないので、その表示のためと、暗室作業時の見当のため、東急ハンズ新宿店へ蓄光テープを買いに行く。だが、買う直前に、別に蓄光テープに頼らずとも、ピングラ上に中心線を罫書きすればいいのではないかと思い…

朝から全天曇。 都*営*大*崎*五*丁*目*ア*パー*ト。2005年以来。山手線を挟んだ向かい側の高層ビル群は完成した様子。13Fと14Fの間の非常階段の手すり角から張り出させて南西へ。ピングラも覗けずポラも切らない。まったくのあてずっぽう。どこが写っている…

入手したKodakの4x5現像タンクが2個しかない。モノクロフィルムの現像プロセスには現像・停止・定着・水洗の少なくとも4槽が必要。像を出すだけなら現像と定着のみでもよく、適当なバケツででも水洗すればいいわけだが、停止を省いたのでは現像ムラのリスク…

修理に出しっぱなしだったSigmaの12-24mmをようやくひきとる。フジヤで9千円台。見積はもっと高かったのだが、フジヤが交渉して値切ってくれたのだった。Yとは大違い。これからの空がさえない季節にこれで遊ぶつもり。 赤坂不動尊威徳寺。赤坂というだけあっ…

医用写真感材の現状を調査すべくお茶の水の日大*歯学部*付属*歯科*病院へ。歯科は会社を辞める直前に行ったきりなので11年ぶり。 ミッションを隠し患者を装って受診。X線撮影。1カットごとに拘束具めいた器具に35mmライカ判程度のサイズの感光材料らしきもの…

Gitzoの雲台はレベリングのシャフトが曲がっていて、ロックすると水平が狂うので非常に使いづらかった。ところが、以前落としたときにここのシャフトとパンニングのシャフトのグリップ部分のプラ部品が割れてしまい、新品購入で保証期間内だったので、修理扱…

かつての勤め先に入社した初日の歓迎会のあいさつで、モットーは手段のためには目的を選ばず、と発言したところその説明を求められ、満足に答えられず吊し上げられた。しかし、今なら答えられる。写真器写真機などと呼べるほど立派なものではないという写真…

今日は先日ほど空が深い青ではなかった。しかし現代建築の時ほど空の抜けに執着しなくてもいいような気がしている。high-definitionやhigh-resolutionといった方向となじむ対象でもないからだろうか。去年の写真を見せたある人物に、シャープネスがないから…

無雲だが透明度低い。それでも昨夕の雪やら雷雨で黄砂は減った模様。 これは行かねばと護国寺。撮影は行けるときにしておくべき。先延ばしにしていたらいつつぶれるかわからない。最上とはいえない条件で撮影したことで、撮影し直す必要が生じたにしても、そ…

技術オリエンティドな写真

技術オリエンティドな写真というものを思い描いてみるのは有効かもしれない。カラーフィルムが出現した直後にアンドレ・ケルテスがそれを使って撮影した写真は、カラー写真という物珍しい製品が出たのでとにかく使ってみたくて撮ったように見える。あらかじ…

池袋*ビッ*ク*カメラにて4x5のネオ*パン*オルソフ*ィルム3箱確保。これは去年製造中止と知ってあわてて探したが見つからなかったのだった。まぎらわしくもAcrosの上に置いてあった。青色域と緑色域にのみ感色性を有し、赤い光にほとんど感じないモノクロフィ…