2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

細胞内のタンパク質の動きや脳の神経細胞の変移を生きたまま観察するライヴイメージング技術が、ライフサイエンスの中核的手段になりつつあるという。見えないものの可視化による世界把握。画像はきわめて具体的であり、概念的記述よりも直観的に理解できる…

id:manninさんの発言を受けて、写真と偶然とかについてあとから読み返してみると言いがかりまがいのことを書きつけたところ、わざわざ応答をいただいたのだが、もとの文脈を離れてしつこく考えてみる。 写真というメディウムは可塑性が高いので、偶然性を許…

そういえば以前、理研の和光研究所に勤務している脳科学者と話す機会があった。その人物は「アートもサイエンスも同じだ、専門家集団による評価次第だ」と語っていた。専門家集団による、という限定はあったかどうかあやふやだが。 そう、その通りなのだ。か…

朝快晴ヌケよし。でも西に遠く雲。拡がりそうな気配だが出発。鎌倉も気になるが出るのが遅かったので鶴見の大本山總持寺へ。西口の高台。このへんは昔鈴木清の展示を見に来たことがある。上がってみると敷地が広い。都内ではちょっと無理な広さ。都内で境内…

id:mannin氏の指摘にしばし考え込む。 写真て、不確定要素はあっても偶然は存在しないんじゃないですかね? むむむ。妙に説得力があり、何となく納得してしまう。 しかし、よく考えてみるとだんだんわからなくなってくる。「不確定要素」と「偶然」の違いは…

朝から特快晴。しかも透明度高い。メトロの一日乗車券を買って、もう何度目かわからない護国寺。しかし門へと近づいていく途中で太鼓らしきアタック音がして嫌な予感。次第に打楽器音の回数が増えていき、登りきって見えたのはお堂に並べられた和太鼓をしき…

前日、朝はガスっぽかったものの午後になって晴れわたり真っ青な空になってしまい、恨めしく空を見上げていたのが悔しかったので、この日もこれが再現されるかもしれないと思い、夕方フケるべく準備万端整えるがどんどん雲が増えていく。まったくの撮ろうも…

次世代写真器を三脚に固定するための方策を思案。つかむものは万力でもなんでもいいのだが、三脚ないし雲台とインターフェイスが確保されている固定具となると限定される。所詮1/4とか3/8のUNFネジなんぞというのはカメラ業界のみで通用するマイナーな規格で…

承前

どれか特別な一点に絞りきれるようなものではない、とびぬけたものなどもともとなく、一連の写真全体でひとまとまりとして提示されている、と主張する向きもあろう。大量の写真から絞り込むことで提示者の思い描く何かを反映させたような提示というのは、正…

重要なのは選ぶことではない。見いだすことだ。いや、いつか見つかると信じて、ただ探しつづけること、それだけだ。

取捨選択しているということは、図抜けたものがないということだ。 手持ちのタマがどれも等しなみで大差ないからこそ、残すか落とすかという判断が必要となる。 これは決定的だという要素があるなら比較検討する余地などない。それだけがまばゆく輝き、他は…