細胞内のタンパク質の動きや脳の神経細胞の変移を生きたまま観察するライヴイメージング技術が、ライフサイエンスの中核的手段になりつつあるという。見えないものの可視化による世界把握。画像はきわめて具体的であり、概念的記述よりも直観的に理解できるということだろう。
どうしてこんなありきたりのことを述べているかというと、いま写真でやっていることが、純粋な思惟、抽象的思考に耐える能力がなかったかわりに、画像によって同じことをやろうとしているのかもしれないというようなことを考えたからだが、思いついたことを忘れてしまった。