2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

富士フイルムのQuickloadホルダIIは平面性に配慮されているらしいのでしばらく購入の機会をうかがっていたのだが、フジヤでもヤフオクでも12,000円とかつけていたので買う気がしなかった。ところがここにきて急に下がり、安いと3,000円台で落札されている。…

スポッティング(7) さらに針

エッチング用のニードルが使えるのではないか。銀座で探す。月光荘、ナビス画材、ハンズ銀座、伊東屋と回るがどこにもない。養清堂画廊は版画用品も扱っていたような記憶があるが気のせいだったか。シロタ画廊の近隣に画材屋が2件くらいあったと思うのだが閉…

スポッティング(6) 針

百均の補修用針27本セット。顕微鏡で覗くと全部針の頭が扁平になっている。安物だからだろうか。縫い針は注射針のように刺すためのものではないから、もともととがっている必要はない。ちゃんとした製品でもこうなっているのか。ユザワヤの針売り場に顕微鏡…

スポッティング(5) やってみた

スポッティングは明室作業なのだが、該当するカテゴリーがない。[撮影]のあとは即[暗室]、それ以外は[機材・感材]という作業の流れをずっと思い描いていたのだ。でもこのためにカテゴリーを新設するほどのものとは思えない。結局のところスポッティン…

スポッティング(4) さらに拡大鏡

実体顕微鏡使用時には、修整筆を直立させて持つのは不可能である。厳密にそれをやろうとすれば、筆の軸で筆先が隠されることとなる。顕微鏡の光軸を観察面に対して傾斜させ、アオって観察することも考えたが、被写界深度の浅さから困難と考えられる。筆を直…

スポッティング(3) 拡大鏡

スポッティングとは筆で描くのではない。微少な点を打ってその集合で濃度を出す。筆の先端部分のみを修整対象に接触させるため、筆は寝かせず垂直に持ち、穂先を上下させて染料を置いていく。プリントであればそうすればいい。ところが、ネガの修整はそうた…

スポッティング(2) 筆

染料の次は筆。絵画の主要な道具であり、絵画の格下のジャンルと位置づけられてきた写真にたずさわる者にとっては厄介な代物。 10数年前、現代美術というジャンルで写真というメディウムの導入が流行していた頃、それまで絵画をやっていた人々、おもに美大の…

スポッティング(1) 染料

以前もらったKodak liquid retouching colorをようやくテスト。なお、スポッティングというのは、ネガの傷やホコリの跡などがプリントに出てしまった部分を手で消す作業のこと。 Cyan、Magenta、Yellow、Red、Green、Blueの基本6色に、Neutral、Orange、Brow…

Manfrotto#400ギアヘッド。とうとう購入。2年来の念願。これで撮影効率が格段に上がるはず。 梱包を解いて、そのでかさに気おされする。以前店頭でいじらせてもらったことはあり、大きさは知っていたはずだが、自分の部屋に持ち込むと威圧感が違う。大全紙程…

昨日までの雨のためか、早朝はこの時期にはめずらしい特快晴。視程も長い。せっかくなので出かけることにする。入手したままほったらかしてあったManfrotto#400ギアヘッドのクイックリリースプレートを現行器に固定し、荷物をまとめたりしているうちに積雲が…

id:mannin氏にご教示いただく。 先日ちょっとコメント欄が賑わったノーリツの新型プリンタの話題。今回の高解像度なエンジンによって恩恵を受けるのはL判プリントでしょうなあ。小さくて鑑賞距離が近いし。いわゆる「デジタルプリント臭さ」が減るかもしれな…

3、4日前にカメラのきむら日本橋店でジナーボードを5枚ほど発見。1枚のみ1番、他は0番。2,000円。夏のバーゲンなのか20%オフ期間だがこれには適用されない。きむらの値付けは変で、一般の大判用品は誰が買うのというくらい高く、SinarF1に13万、SA90XLあたり…

さらに記憶について

過去の写真はゆかりの品物よりも第三者にとって豊かな情報を与える、なぜならそこに人の姿とふるまいが写されているから、との主張に対しては、次のようにも言える。感情を喚起するのは写真や品物にあてがわれた文脈のほうであり、写真や品物に縁のあった者…

回想とか記憶とか

先月父が他界した。そのこと自体は写真とはなんの関係もないのでここで述べるべきことはない。ただ、古い写真が出てきた。たいていは父が撮影したと思われるもので、まったく知らなかったがなかなかうまい。ほとんど見たことのなかった自分の幼時の写真や若…