2006-01-01から1年間の記事一覧

[撮影記] 特快晴。青春18きっぷを買って佐野厄除け大師へ。のはずが宇都宮線が信号故障のため久喜駅で止まってしまう。しばらく待っても復旧しそうもない。そこで振替輸送に切りかえ東武伊勢崎線、東武佐野線で佐野へ。正しい判断だった。 以下つづく。

特快晴。たぶん透明度高かった。 堀ノ内妙法寺へ発掘したEOS-1n+12-24だけをひさびさに下げて。身軽。 以下あらためて

特快晴。透明度高かったような気がする。巣鴨。眞性寺は最近築。とげぬき地蔵尊も。庚申塚は特にどうということもない小さな祠。日本山妙本寺と法淨寺は見過ごす。ここから詳細地図に載っておらず迷走。後から見たら別のページにあったのだが。はずれはずれ…

ほぼ快晴、だったような。よく覚えていない。 14時ごろ鎌倉着。本覚寺に入ったところで後悔。いや結構立派な寺院建築なのだが、赤白緑だかの幕がはりめぐらされ、この時期特有の準備にすでに入っている。考えてみれば当然のこと。ここは歴史もありそうで悪く…

午前中特快晴。のち雲が増えだす。 御茶ノ水。湯島聖堂。ここはいい。焼失し再建されており、しかも鉄筋コンクリート造なのだが、それでも1935年造。黒塗りで見た目中国風。だがもともと学問の拠点だっただけのことはあり、そこはかとなく知的なたたずまいが…

朝特快晴。東海道線。横浜を過ぎたあたりから雲が出はじめる。ここまで来たのでせっかくだからと下見。14時過ぎに小田原に着いたら全面雲。一路小田原城へ。坂を上がって天守閣が見えてきてがっかり。鉄筋コンクリートでそれらしく再建されただけで、展望台…

特快晴。日暮里。谷中側はたぶん制覇。上野桜木も。同じ場所を行きつ戻りつしていると、みな似ているので入ったのかどうかわからなくなる。全体に敷地は狭く、母屋と棟続きだったり車が留めてあったり築浅だったり、どうにも俗っぽいところが多い。鉄筋コン…

EbonyにSV45の修理。フロントを引っ込めてフランジを極端に短くするとフロントレールのロックができなくなり、ぐらぐらする。これは1年前に修理に出した時にこうなったはず。その前は問題なく47mmが使えていたのだから。ということで修理費無料で直すよう主…

特快晴。日暮里。東京で寺といえばここだ。浅草寺って方向もあるが。まずは谷中銀座にいたる道の北側。本行寺、経王寺。谷中在住の知人によると寺によっては出入りをうるさくいわれるらしいので、経王寺の門前で落ち葉を拾ってる坊主頭の人に撮影の可否をた…

LUCKYのプロセッサCP31を譲り受ける。やったーこれで自宅でカラープリントが焼けるぞ。うわーい。大歓喜。しかもお代は写真でいいという。つーか「写真」ですよ。アチキの。プリント。それがプリントを産出する機械に化けると。まさしくラッキーそのもの。Y…

前回、ピンホールカメラの視野が狭いと記述したことについての補足。 ピンホールカメラは広い画角の結像を映し出すことができるから、写真が発明されるずっと以前、1550年にジロラモ・カルダーノが両凸レンズを用いてカメラ・オブスキュラの投影像を明るくす…

広角レンズで撮影した画像は、周辺部で遠近感の誇張が発生し、画面中心に向かって収束するような、肉眼視とは異なる遠近法的秩序によって構成される、そのように見なされている。確かに広角レンズによる画像を無造作に一見したところそうした了解が正しいよ…

いよいよ「次」へ。どこからかと考えたが、最初はやはり増上寺。あの辺はあまり行ってないので行きたい気分もある。そこで浜松町から。本堂正面へ東からだと背後に東京タワーが屹立。つまらなくもないのだが、東京のギャップとキッチュを象徴する典型的な画…

展示にお越しいただいた、鑑賞対象としての写真の文脈とは無縁の人物から、あの写真群について、「どこか一点から見ると普通に見えるんですよね」という指摘をいただく。 鋭い。文字通り視点を180°回転させた的確な洞察。まったく思いもよらなかった。しかし…

お買いあげいただいたプリントを引き渡し。照明光が白色蛍光灯とのことで、やや青みが強いプリントを選ぶ。展示したものには三日月クラックがあるがこれはほぼ無傷。 写真や美術の外の立場のかたから、プリント購入という最大の肯定を受けたことには大きな意…

ピンホールカメラによる写真であると説明すると、たびたびカメラ・オブスキュラに話がおよぶ。 カメラ・オブスキュラの原型とは、部屋全体を暗くした仕掛であったとされている。遮光した箱をつくってその一面をすりガラスにしたのではなく、真っ暗な部屋の壁…

午前中から特快晴。天気がいいと撮影に行かねばならぬとの思いからいまだ解放されない。一昨日も好天なのに撮影に出ず気が咎めてしかたなかった。撮影に出たいのに天気に恵まれず、快晴となると何を措いても繰り出すという、去年の個展後からこないだの個展…

このブログのハイテンションもそう長くは続かないだろう。 写真についてのネタはいずれ切れる。そのつど新しく考えついているネタだけではこんなに毎日埋められるわけもなく、10何年か考えてきたストックから小出しにしているわけだが、そんなものはいずれ使…

昼頃ほぼ無雲。代々木公園駅から国立オリンピック記念青少年総合センターへ。公園の一角。着いたころには巻雲が広がりだし、そのうち層積雲や高積雲も出てくる。 守衛がいるので歩き回っていいかと聞いたところ何もないという。撮影には別途許可がいるのかと…

何をおいてもまずは部屋の片づけ、だったはずが、天気のよさについふらふらと撮影に出る。4x5のEbonyとMamiya7をカメラバッグから追い出しピンホール撮影用の一式をつめたらそのシンプルさと軽さに途惑う。箱とフィルムとホルダと露出計だけ。あれ、写真って…

出がけに降りだす。片手にブリーフケース、片手に未露光の印画紙。浅草橋のAの業務用冷蔵庫に保管してもらうため。両手がふさがっていてカサを持たずに出たので、大全紙の印画紙を頭の上にかざしてカサがわりに。こんなことするかね。ずぼらにもほどがある。…

会場撮影。日中は外光が入ってきて色温度が狂うので、日没後のほうが外光の影響を受けずに撮影できる。しかし、外に対して開かれている空間の記録として、さらには外の景色に恵まれた安寧の時間の反映として、むしろ日中に撮影すべきと判断。Mamiya7+43mm。I…

昨日の考察は見誤っていた。 今回の写真は透視図法的な線遠近法に全面的に則っている。いわゆるパースというもの、超広角レンズを使った写真をさして「パースがきつい」と称したり、上すぼまりになっている建築写真について「パースがついている」といわれる…

特快晴、だが透明度はやや低い。日曜に1カットだけ使って、残りはT64に入れかえるために撮影せず巻きとったRDPIII120を全暗中で巻き直し。イージーローディングフィルムは便利なのだが、一回挿入したベロを抜こうとすると外れずに破けてしまう。巻き直すには…

つづき。 考えてみれば今回の写真も、写真における線遠近法という規範ないし文脈に依存していたのだった。それらを離れてはほとんどなりたちそうもない。そのあたりを探るために、写真をまったく見たことのない人がいて、彼らが最初に目にした写真が今回の写…

一点売れた、らしい。これから出廊。 本日も午後から快晴。売れたのは東京武道館。納得。これはプリントもうまくいっているので焼きなおす必要もないし、これを買ってもらえるのは意図が伝わっていると思える。あいかわらず来客は少ない。ただつらつらと眼前…

展示期間になったら俄然晴れるのだろうとの予想を裏切りずっとさえない天気が続いていたが、今日の午後からようやく晴れ渡る。もうじき冬となる澄んだ空。展示室に腰かけながらふと見やると避雷針が空に刺さっている。風が強い。会期は2/3が終了。はや次の撮…

昨日の続き。 制約や規範を必要とするのは眼高手低の人が陥りがちな傾向ではないだろうか。批評眼の人、なんらかの先行するテキストや文脈があってはじめて何ごとかがなせる人。既存の文脈などお構いなしに、勢いと旺盛な生命力で走り続けられる猪突猛進型の…

規範について。 そもそもピアノというものが好きではない。もともと音が嫌い。しかしグレン・グールドはとりわけ苦手。グールドの音楽そのものよりも、グールドを聞いてれば頭よさそうに見える的な風潮に昔から反感があった。しかるにずっと前からブランドで…

昨日来廊いただいた写真家S氏とずいぶん長いこと話して、いろいろヒントをもらった。まず実際の撮影方法について。S氏はかつてピンホールカメラを駆使し、しばらくデジタル一辺倒だったがまた銀塩に回帰するという。ピンホールカメラに関してはずっと経験の…