LUCKYのプロセッサCP31を譲り受ける。やったーこれで自宅でカラープリントが焼けるぞ。うわーい。大歓喜。しかもお代は写真でいいという。つーか「写真」ですよ。アチキの。プリント。それがプリントを産出する機械に化けると。まさしくラッキーそのもの。Yさんありがとう! プロセッサには乾燥モジュールと補充機がついてないけど、なくても充分らしい。ほぼ水洗は済んで出てくるので、テストピースならそのままドライヤーで乾燥させ、本番プリントならバットで軽く水洗して吊せばOK。これでレンタル暗室いらずだー。12インチ幅までなので、それ以上のサイズは色見本つくってラボに外注、と思ったけど、皿現像すりゃあいいじゃないか。バットも薬品もイーゼルもあるわけなんだから、やってみない手はない。液温35℃。それがどうした。夏に焼けるしちょうどいい。やってやろうじゃないの。こんなことなら多階調モノクロ用のダイクロフィルターモジュールでなくあっちにしとけばよかったなとも思うけど、そのぶん働きゃいいじゃない。
そのうえKostinerのアーカイヴァル・プリント・ウォッシャーも譲っていただく。16x20らしい。これはかなり前に製造中止だがこのタイプの中では一番いいとされていたもの。出世払いでいいそうで、この歳になって出世払いってのもどうかと思うがとにかくありがたい。でかい。重い。これじゃ20x24なんて到底置けない。てゆうか20x24もギリギリ入るよこれ。これでどこにでも自信をもって引き渡し可能な、アーカイヴァルクオリティのモノクロプリントが焼ける。構造的問題で水漏れするらしいけど、細かいことは気にしない。
新品で買えば合計70万以上飛ぶような品物。しかも車まで出していただきただもう感謝。
家賃が高くて引っ越しもうっすら考えていたけれど、これでこの住居を維持する理由ができた。モノクロ暗室だけだと正直ほとんど使わないのだが、カラーとなると話が違う。レンタル暗室の費用を考えれば、月に2、3日暗室として使うだけで充分ここの家賃と引き合う。しかも納得のいく環境に鍛え上げられるし、引き伸ばし機だけを考えてもプレイスMやWORKSやDo!Printよりも自分の目的にはかなっている。何よりレンタル料など気にせず、思う存分時間をかけられるのがすばらしい。レンタル暗室だと、時間内でやっつけるためにあてずっぽうで焼いて印画紙を大量に消費するようなこともあったが、時間に追われなければそんな必要もないので印画紙代も節約できるはず。
EOS-1n+12-24も出てきた。盗まれてなんていやしなかった。ヨドバシ袋に落っこってた。2004年以降中断している35mmのシリーズと、もう一つ構想していた人物写真は、盗まれたカメラとレンズをもう一回買い直してまではできないと思っていたのだが、これで道が再び開けた。ここに来て少しは運が向いてきただろうか。いいぞ。