展示期間になったら俄然晴れるのだろうとの予想を裏切りずっとさえない天気が続いていたが、今日の午後からようやく晴れ渡る。もうじき冬となる澄んだ空。展示室に腰かけながらふと見やると避雷針が空に刺さっている。風が強い。会期は2/3が終了。はや次の撮影へと心は移り気はそぞろ。しかし労働しないと。営業しないと。
本日ご来廊のO氏もピンホール写真を発表する写真家であり、かつ非何とか協会員であるが、ピンホールにUVフィルターはかけなかったとのこと。この人は何台もピンホールカメラを受注製作している人に依頼したらしいので、ピンホールカメラの一般的な規範からはそう逸脱してないはず。ということはピンホールでUVフィルターを入れるというのはわりあい特殊な、あるいは高度な技術と考えてよさそうだ。まあS氏は0.3mmのドリルを指で回して穴をあけるという超絶技巧の持ち主でもあり、工学的バックボーンは相当に高水準だろう。O氏が発注したカメラのピンホールはビール缶に開けてあったそうで、0.1mm以上のかなり厚いアルミ板が使用されていたと思われる。周辺光量低下の大きさはそれによる口径食のためだったのだろう。カラーポジを使っていてコントラストが高いということもあったろうが。日本カメラ社から近刊予定のピンホールカメラの別冊号に寄稿しているとのこと。隠然と流行しているようだが、それで大判フィルムと現像環境が延命するなら大歓迎である。
帰りに池袋ビックでポ**ロイ*ドT*53**額を見つけ購入。2箱あったのだが目下の困窮ぶりを考え1箱とする。
プリントアウトを持ってくること。去年のファイル用プリント。DMを探す。