取捨選択しているということは、図抜けたものがないということだ。
手持ちのタマがどれも等しなみで大差ないからこそ、残すか落とすかという判断が必要となる。
これは決定的だという要素があるなら比較検討する余地などない。それだけがまばゆく輝き、他は陰に隠れてしまう。
問題は、他を寄せつけないほどの圧倒的なものが得られるかどうか、なのである。