朝無雲だが雑務を片づけていたら10時をまわってしまい雲が出てくる。でもひさびさの機会だし出発。三**製紙**地の鉄*球がもう撮れなくなっているのではと気がかりなのだが、北は雲だらけで海方面へ。しばらく千葉へ行ってないので総武線快速。木更津の橋を撮影しなおすか。EOS1n+12-24mmも持ってきた。錦糸町でちょうど君津行きが来る。長浦西口先に風力発電機。以前はなかった。3年ぶりの木更津。でも西から北に雲。この時期にしては透明度高いのに惜しい。夕方になれば雲も引くかもしれないのだが、もはやそんなぜいたくな時間の使い方はできない。ともかく中の島大橋なる歩行者しか通れないが高さだけはえらく高い橋近辺へ行ってみると連休のドライブ客だらけで意気阻喪。
しばらく様子を見るべく東口へ。途中光明寺日蓮宗、このへんは江戸期に栄えたので風格ある寺社が多い。八劔八幡神社古風だが改装あり。成就寺さえない。せっかく古いのに囲ってあってぶちこわし。太田山に登り旧安西家、金鈴塚遺物保存館を冷やかし、県立上総博物館脇のきみさらずタワーなる展望台から撮影。しかし登る途中でメガネを壊しAFまかせのあてずっぽう。どのみち6枚だけ残っているフィルムの消化とフィルターのテストなので充分。だったらわざわざこんなとこまで来ずともそこらでさっさとすませればよさそうなものだが、そういうわけにもいかないらしい。たとえテストであっても、どうでもいいものに対して露光する気がまるで起こらないということのようだ。しかも3年近く入れっぱなしのフィルム。ようやっと撮りきる。こんなにほっといても電源を入れると昨日まで使っていたかのようにしゃかしゃか動く電動式のカメラというのが、日頃使っている写真器のぼろさ加減とはもう雲泥の差で、最先端技術の粋に見えてしまう。でも発売から10年以上経っている完全な旧式のフィルムカメラ
もう雲だらけ。しかしテストにはなるか。テストの内容は後日。
メガネがないと4割方視覚障害者。一眼レフカメラのアイレベルファインダーなんぞ覗いても無意味。EOS1nはかつてのハイエンド機種なので視度調整機能はあるがまったくおっつかない。こっちは視力0.1未満。雲も出たしメガネはないし前ほど暇でもないしで橋での再撮は見送り15時頃帰投。
しかしまだ先があった。中野で下車しフジヤと日東をまわったりしてるうちにどっかでメガネを落としたらしい。こいつはひと月半かそれ以上前に、踏んづけたか何かしたら鼻梁にかかるブリッジ部分でまっぷたつに折れてしまい、接着剤でひっつけてはすぐ壊れということを繰り返しながらごまかしてきたのだった。2002年に作ったのが1年足らずで壊れてフレームを交換、その後幾度となく寝ながらかけて、というか、かけながら寝て、起きてみたらひんまがっていたということを代々のメガネと同様に繰り返し、2004年末には打ち合わせ中にずり落ちてきてかなり情けなかった記憶がある。接着時に開き具合を調整できるのでかえってよくなったかのような欺瞞にとらわれしばしやってきたが、なくしそうだと思っていたら片割れが見事になくなっていた。
メガネはもっとも身近で必須の光学用品。これがないと人間として使いものにならない。何しろ30年メガネとともにやってきたのだ。ツァラトゥストラが出会うせむし男のこぶみたいなものだ。いや正確にはこぶに相当するのは近視なのだろうが。レイシック受けたら生活変わるだろうとは思うが、そんな金もなければ勇気もない。
まださらにあとがあった。コンパクトデジタルカメラをふととりあげ、電源スイッチを押したらLEDがしばらく瞬いて沈黙。電池切れでもない。いきなりご臨終。こんなやわな電化製品はじめて見たよ。中古で買って1年か。しかし壊れるには必ず原因があるはずで、いわゆるソニー時計とかいうやつにだって原因はちゃんとあるに決まってる。想像するにビールかジンジャエールの飛沫が可動部から入り込み、内部に浸潤して電源投入時に過電流が流れ感電死というあたりか。見れば外装に乾いた糖分みたいなものが付着してる。まあしょうがない。最新のデジタル一眼レフとかじゃなくてよかった。残っている最後の撮影ファイル名がR0012141.JPG。たぶん2千カットしか撮ってないということ。もったいない。まだまだ全然使ってない。でもレンズ内部にホコリが入ったのか画面に黒いぼわっとした斑があってとれなかったしいいでしょう。バッテリーと充電器があるのでこれが使える同型機か後継機を落札するつもり。ヤフオクで3,000円かそこらでごろごろしてるはず。