中野日東カメラにて中古全紙バット5枚発見。計¥5,000-を¥4,000-に値切って即購入。おそらくヨドバシにある(あった)LIONの白い製品と同型。中古なりの汚れはあり、焦げがあったりもするが使ってればいずれこうなる。新品一枚分の値段なのだし、今度モノクロでプリントする時には買うつもりだったのでこれは掘り出し物。底面が500mm弱X650mmで、20X24"には長辺では余裕があるものの短辺がやや足りない。所詮18X22"が本来の用途。しかしQW浴やその前浴など攪拌をさほど必要としない用途にはこれで足りるだろう。20X24"用、ステン製18X22"用とあわせて12枚。現像・停止・二浴定着で20X24"用4槽、QW前水洗浴とQW浴が18X22"用2槽、移動に18X22"用1枚あててもなお5枚残る。印画紙一枚ずつ外で置換水洗するには充分な数。保管の場所や購入コスト、使用後の洗浄の手間なども考えると、20X24"対応のプリントウォッシャーを購入するよりよほど現実的だろう。しかも16X20"を焼くときには18X22"用のほうが場所をとらず液量も少なくてすむ。ひさびさにいい買い物をした。
それにしても現在バライタの18X22"印画紙はフジくらいしかないはず。18X22"バットがまだ店頭で販売されているのか確認しなかったが、日本の伝統的規格が淘汰されていってアメリカ系統に統合されていくのはやむなしとしても、それを処理するための20X24"のバットが供給されていないまま印画紙だけがおきかわっていくのは勝手な話だ。モノクロを始めたばかりの人間に「大全紙」の印画紙だけを買わせてどうしろというのだろう。