午前中特快晴。透明度はまだ一歩足りず。昼すぎから雲が出てきて午後には巻積雲、いわゆるうろこ雲。典型的な秋の空。西には積層雲か。
海浜幕張2006年8月4日以来。箱を替えるたびに同じ場所を回っているようだがそれもまたよし。駅南、メッセに行く途中の飲食店がたくさん入っているビルでのヴェトナム料理食べ放題ランチを楽しみにして行ったのだが跡形もなし。いや無論ビルは残っているのだが、3年前とはすっかりテナントが入れ替わっている。当時も今もあるのははなまるうどん千葉ロッテのグッズ売り場くらい。このビルは夏休みとか大型イヴェントがあると、入っても食べるのをあきらめて帰りたくなるような激混み具合で、かなり売り上げていると思ったのだが、こんなにテナントの回転が速いとは、閑散期には閑古鳥が鳴く有様なんだろうか。でもまわりには勤め人も多いからそれなりに繁盛すると思うのだが。それともテナント料が高いのか。5階まであるが、上のほうに上っていくとだんだん寂れてくる。がらんと空いているスペースもある。奇妙な場所。ろくな店がなくてその斜め向かいの高層ビル下の飲食店街に行くが、面白味のないチェーン店ばかり。3年前や2005-11-13に行った時にはもうちょっとましな気がしたんだが。
幕張メッセに行き、「ああ趣味だよ。趣味だろうが仕事だろうがアートだろうがなんだっていいよ。あほくさ」というフレーズをふと思い出す。調べたら前にここに来た2006年8月4日にそう書いていた。ぐるっと回って美浜海岸。海岸線も考えたが、雲もかなり出てきたし西向きで太陽が入るので好ましくない。球場にはスイスにたくさん走っていた二両編成のバスがいる。京成バスで、Volvo製らしい。日本にもいたのか。あの狭いバーゼルの道を走れるなら、交叉点での曲がり角の処理に配慮が行き届いている日本の道路事情なら問題はなかろうが、規制がうるさそうな気がする。都内にいないのはそのせいか。うしろには、「車長18m、追い越し注意」とある。
近くのホテルの鈴のやぐらにひきよせられ。下に陣取る。たぶん15時頃。またも露出計は忘れた。新規格器、たぶん23Φ、50s。掃除のおばさんに咎められないかとおびえながら階段を上がり、たしか古い2号器、40s。さらに降りて地面、中心に近い。太いキャップの新規格器35Φ40s、あと新規格器50s。雲は西にはあったが上天にはなくほぼ関係なし。
昨日現像の上がったネガが悪くないのだ。当初この器は先行き乏しいんじゃないかと思ってすぐ切り上げるつもりでいたのだが、なかなかどうしておもしろいじゃないか。俄然やる気が出てきてたくさん露光。
また海岸に向かい、花見川河口に出て遡り、放送大学の電波塔。ここは6x12でやったなあ。展示には至らなかったけど。接近できず今の器の対象ではない。そこから住居エリア。打瀬中学校の体育館がコンクリート打ち放しにもかかわらず内部が近隣住居よりはるかに年季が入って見える。学校の体育館というものが、ああいうふうに古めかしくなっちゃうんだろうか。毛筆の精神主義的バナーが時代を誤認させたか。団地をひやかし幕張海浜公園。撮影しようかとも思ったが雲も広がり日没前なので見送り。また行ってもいい。
さらに駅北口に出てひとしきり回る。Carrefourはまだあったのか。日本から撤退したんじゃなかったっけ。AEONのロゴあり。そうか。しかもお膝元。またメッセに戻って国際展示場を見て帰投。15時頃、日没後の空にうろこ雲がかかり、横からの光でまだらに赤く染まって、道行くひとびとが「すごい雲」とかいいながら携帯やヴィデオをかざしている。撮影しようとも思わないし、できる装備もないけれど、たしかにちょっと珍しく見もの。彼らと多少なりとも共有できるとは、こっちの価値軸もそうトチ狂ってないということか。
新宿クリエイトで現像出し。本日の4枚、16日六本木の残り2枚、11日千葉の残り2枚のうち1枚、計7枚。4x5ネガは7枚から2割引になるので千葉はなくてもいいがつける。
目が疲れた。安物のメガネはいい加減やめよう。いや手遅れかもしれんが。イスに13万とかモニタに30万とか17万とかかけるくらいなら、間違いなくメガネに金をかけるべきだった。