昼過ぎまで快晴で出動を考えたが、14時頃から雲が広がりだし夕方には空一面に雲。
ベランダにダンボールを立て、グラインダーに非鉄金属用の切断ディスクを固定し、M5真鍮長ネジを切断。一瞬で切れる。でもバリは残る。これをグラインダーで除こうと思ったが、危険だしかえって面倒。おとなしくヤスリがけ。ちょっと長すぎたが、組み立てるといい具合。
ごくわずかな突起を削るためにサンディング。本来はしなくてもいい作業なのだが……。40番から60番、100番、180番。そろそろ疲れてきたので電動サンダーを使おうとサンドペーパーをセットしようとしたら長さが足りない。手磨きでもできるのだが、この電動サンダーをせっかく買ったのだし少しは使わないともったいないのでペーパーを調達するまで後回し。
そして楽しみにしていたえぐり作業。何度も思い描いてきたので手順は把握しているが、問題は実際にできるかどうか。保護ゴーグルとマスクと軍手を装着し、いざグラインダーで斜めにざっくりと。日中のせいか火花は見えない。グラインダーが暴れる。凶暴な道具。サンダーもうるさいが、これにくらべれば平和なもの。ベランダに置ける作業台がなく、セラミックヒーターの上にタオルを敷いて、その上に部材を載せて作業しており、部材が固定されていない。そのため片手で押さえる必要があり、グラインダーの操作は片手のみで行わなければならないので、なかなか思うように制御できない。クランプなりで固定できるようなんらかの台を用意したほうがいい。でないといずれ事故を起こす。しかし作業はなかなか楽しい。こっちに生計立てるほうに進めばよかったかとちらり考えるが、もう遅いしそっちも衰退産業。表面の仕上がりは黒川弘毅のいつもの地肌そっくり。きっとグラインダーで削ってるのだろう。あれの素材はおそらく青銅だが。
使いかたが悪いせいもあろうが、100mmのディスクはたちまち縮んでしまう。42mmまで減ったところで、もはや削れなくなり、切断用はこれ1枚しか買っていなかったので中断。まだごく一部。ディスクは10枚単位で売られている場合が多いのだが、その意味がよくわかった。本職なら10枚でもすぐ使いきるだろう。
ゴーグルは息でくもるので見づらくて結局外してしまう。眼鏡があるので目は保護されるが、年末年始にかけて室内で使ったときには眼鏡のプラスティックレンズに削り粉がへばりついていた。今後は砥石カバーをつけることにしたのでそんなには飛ばないはず。
サンダーはともかく、グラインダーは無駄な買いものとならずにすみそう。最終的にはわからないけれど、今度の写真器を製作する目的のためには存分に活用できるだろう。