銀座コリドー街よりNTT日比谷。IF、1本、f32.7/22.7、1s/1/2。階段はよく見えるのだがやや逆光気味で空が白くなる。ちょっと遅かった。また日を改めて。8時には行きたい。静岡新聞側にとりかかるにはちょっと早いので、空いた時間に電源開発。つまらん。IF、1本、f45/32、1s/1/2。IFが製造中止だというので大量に買い込んだが、ここまでスローシャッターになると無理が出てくる。PSかNLに移行すべき。そもそも画質などどうでもいいような内容だし、微粒子である必要もない。在庫はいつか使う機会もあるだろう。4x5ならよかったんだが。蛇腹を伸ばし、セット間の誤差が多少減ったような気がする。動かすと狂うのはジナーFでは避けられないような気がする。しかしケラレやすくなってしまい、これは問題。2時頃再びNTT日比谷。階段がよく見えないが色が鮮明でよく映える。近くなるためティルト角度が大きくなる。どちらがいいかは焼いてみないとわからない。しかしかすかな雲とカラスとケラレとでメタメタかも。これも再撮だろうか。
SuperSymmerXL150/5.6の結像範囲はSW150/8より100mmは広いようだ。2度とかのせこい攻防を繰り返している現状が馬鹿馬鹿しくなるような驚異的な包括角度なのだろう。以前デモで覗いたときはさほどとは思わなかったが、当時はそのあたりの勘が養成されていなかったからその印象はあてにならない。同じアオリ量なら結像品質がかなり上がると期待できる。それほど包括角度が広いのならなんとしてもそっちを使うべきで、焦点距離はどれであれ、いずれは購入しなければならない。まあ一時あれほど欲しがった210mmはないだろうが。であればSW150で今やっておく必要があるのは、おそらく次々回の個展に出展するものの撮影、あるいはその個展を実現するためのプレゼン用として使うものの撮影、だけで当面はいいことになる。このレンズを借りていられる間に構想中の計画をひととおりやり尽くしておかなければならない、などと焦らなくてもよいのだ。あとでもっと高性能のレンズで時間をかけて心ゆくまでやればいいのだから。そう考えたら急に楽になった。今できることはやっておきたいけれども。XLとジナーF2を購入するために、とにかく稼がなければ。世界は直方体と球体と円柱で満ち満ちていて、撮影すべき対象はいくらでもある。現在のシリーズは先が見えた模様だが、なすべきことはまだまだ尽きない。
銀座に出て一件の画廊にも入らなかったというのは10年来なかったのではなかろうか。そしてまた、個展開催期間以外で、銀座からの帰りに暗澹とした気分にならなかった日というのもこの1、2年でほとんどなかったような気がする。