風強く快晴だが濁り気味。蘇我
92年か93年当時は京葉線が開通して間もなくだったので、それ以降新しく建物も増えてはいるようだが、昔からの建物と混在していて、全体としてさほどひらけていない気がする。建設中らしいサッカー場が完成すれば激変するだろう。
西口旧川鉄沿いに東京方面へ向かってみるが千葉みなと駅圏に入りそうだったので引き返し東電敷地内へ。ビオトープが開放されていてたやすく入れる。しかし発電施設構内には入れない。彼方に風力発電機1基。
川鉄は紅白の三本組煙突や銀色の配管がうねる旧態依然の工場だが、東電はグレーの角柱がすっくと聳えるクリーンな箱形の施設。5、6年前まで稼働していたというタービンやボイラーが展示してあるので、その頃全面的に建て替えたのだろう。93年の地図では発電所になっている一帯が現在では空き地とビオトープになっていて、埋立地の沖寄りに発電所が移ったらしい。さすがにここは立入禁止だが、ビオトープ目的であればさらに南の川鉄経由でも入れるらしいので次はそちらから。
ビオトープと謳ってはいるが箱庭並。新宿区あたりの小学校が縄張り作って稲を植えているが、いまだ稔ったままだったり刈りとっても放置してある。
運河の対岸は旧川鉄。南北から川鉄に挟まれている。広大な敷地。
こんな海の近くでフィルム装填してるようではボディは長くはもつまい。あちこちで潮風にさらしても拭いたことなどない。と思いながら構えたところで、警備員に声をかけられる。定時なので閉門すると。撮影を咎められたわけではない。
Acros4枚、f9、1/30-1/60。
人あたりのいい人物だが不審がられてるらしく、車で出口まで連れていかれる。門を閉められずいぶん歩いてから敷地内の脇道に入ってみようかと振り返るとまだ車がこっちを向いている。それにしても最近では寛容な対応というべき。三脚にビューカメラだったら警戒されただろうか。
さらに歩き市原市へ。臨海鉄道の構内に入る。呼びとめられたら「ビオトープどこですか」の言い訳を用意していたが誰もわれ関せずの様子。千葉県は鷹揚である。5時過ぎだったせいか人影もまばら。プラントをこれだけ近距離で見られる機会はなかった。南部浄化センター、色は乏しいもののなかなか壮観。6X12向きだがジナーではつまみ出されそう。
市原埠頭をかすめて八幡宿駅へ。埠頭は後日と思ったが海岸線には出られそうもない。