朝快晴だったが雲が出てきて夕刻は全天曇。
内房線長浦。おそらく初。3つある埠頭のまんなか、中袖から。手前のプラント3本は6x12向き。しかし付帯物は器官状で入り組んではいるが、通信に比べ色も形態も華に欠ける。ライトブルー一色。ゆるく敷地内だったので作業服の人物に遠くからちらちら見られるが特にお咎めなし。まっすぐの道を海へ向かってただ歩く。送電塔が道路をはさんで3列並んでいる。珍しいのでは。全体に京浜工業地帯よりもゆったりと作ってあって気分がいい。横浜川崎は土地のコストが違うだろうからセコセコしてるのも当然といえば当然。実のところは三浦半島以西の海岸線が観光地と米軍基地で占有されていたために開発の余地がなく、千葉のほうは漁村だけだったから追い出せたのでこんな遠くまで工場を誘致できたというだけのことなのだろうが。富士石油、東電、東ガス、出光、王子製紙他の材木置き場の先、埠頭の突端でAcros使いきり。f11、1/120程度。これはおもしろい。高彩度のY、雲のない日にカラーで再撮もよし。あるいはBフィルターつけて(フランジ側にゼラチンなので潮風は禁物)。極力前に出たいので再撮なら干潮時、かつ午前中なるべく早く。
昼食で駅に戻るも店がなくダイエー。鮮魚類を見ると気仙沼産アジやら静岡産タコやら。木更津はおろか銚子や近隣の富津さえもない。こういうもんなのか。袖ケ浦市には漁港がないとはいえ。品も運送コストも一緒なのだから値段は都内と同等(地代は安くても売り上げもそれ相応)。これでいいのか千葉県民。2Fダイソー埼京線に忘れたのと同型の帽子を購入。ちょっと癪。
次に北袖。ここも突端まで行ける。釣り人多く、品川大田や川崎横浜よりも港湾としてずっとおおらかなのがよくわかる。日曜だということもあるだろうが。工業地帯は休日行くに限る。途中土砂が積んであり、先のほうで何やら工事をしていて、どうやらさらに埋め立てる気らしい。国破れて山河なし。削った山を流し込んで海まで消そうとの魂胆か。でもそこに建てる工場から排出するCO2で海が増えて元の木阿弥だよ。煙突から火が噴いている。煙ももうもう。今どきこんなの許されるのだろうか。他は水蒸気だけなのに。化学系は邪悪。
再び中袖をかすめる。海保庁基地の浮票は6x12に好適。しかし連行のおそれあり。日曜は無人か。
さらに南袖。空き地がちらほら。アブク景気期に土地を売り抜けられなかったのだろう。都内の小学校よりも狭いような土地が最低売却価格9千万だったか。もうちょっと現実的に考えようよ。海岸線に面していない土地は売れ残りやすいようだ。埠頭の西側と北側は公園になっている。大盤振舞。というか93年の地図では公園とはなっていないのでこれも売れ残りか、あるいは撤退か。風力発電機1基。350kWだったか。小さい。最高位55m。キュルキュルうるさいのは経年劣化か。風向きが逆なのか発電量はほとんどゼロ。3m/sと表示されていて、標準は10いくつからしいが、あれでも充分速い。あの数倍の速度で回ったら危険なのでは。25m/sで止まるらしいが。よくわからない。IHI製となっているが輸入ではないかという気がする。10mくらいの展望台は封鎖されている。事故でもあったのか。アクアラインははじめて実見。ジェットコースターか。
袖ヶ浦駅へ。駅に向かう道が鋪装されておらず街灯さえもない。やるな、と思ったら駅のこっち側には入り口がなかった。やられた。