デジタルカメラをもらいうける。1997年Kodak製120万画素。コンパクトフラッシュ12MB。ファインダーはズーム連動でパララックス補正なし。当然倍率補正もなし。シャッター速度はマニュアル設定可能だが、絞りは不如意。広角側で開放F2.5だが露光時に絞り込まれているようには見える。シリアルポートでの転送が遅い。10BASE-Tのひと桁かふた桁下くらいの速度。レンジは当然狭い。フラッシュの自動調光があてにならず、近距離だとオーバーでぶっ飛ぶが、離れると届かない。まったく無意味。そのくせうっかりしてると勝手に光ってくれるので、自動発光をいちいち解除しなければならない。発光禁止を初期状態にできるのかもしれないが取説がないのでやりかたがわからない。それ以外の操作はひととおりこなせている模様。シャッタータイムラグ3秒弱、これは使いようによってはおもしろいかとも思ったが、セルフタイマー使えばたいていのカメラで実現できるので別にありがたみもない。当時12万。にもかかわらず、すぐに製品寿命が切れるから外観になんか一切コストかけませんよといわんばかりの作り。カメラ大衆化の行きつく先ということか。
フィルムカメラのコンパクト機も所有したことがなかったので、コンパクトカメラとかズーム一体型とかいった製品カテゴリーでは初めて使う機種。だが戸外に持ち出すことはあるまい。