3日間フレーム製作。(公称)30mm(実は29mm)1820mmL字アングル2本、1000mmアングル6本、溶剤、手動ドリル、ずり落ち防止のために10mmの1000mmアングル2本(半身にさばき使用)島忠。3Φ6mm皿ネジ+ナット20組、10ミリトンボ東急ハンズ世界堂のトンボは浮く。これ用の2.6Φ8mm皿ネジは島忠だが前記の組合せのほうがいい。3Φ8mmステン皿ネジは8組しかないが色味は合う。他に、2.6mm3mm4.3mm4.5mm5mm5.5mm6mmの鉄工用ドリル刃、サンドペーパー等々をダイソー他で。
はじめは美大出I女史の助言にしたがいアクリルカッターで四角四面に切っていたのだが、噛み合わせがうまくいかなくてやすりがけに莫大な時間がかかる。だいたいL字アングルが直角でない。やや鋭角気味。もう図面無視して現物あわせでとにかく削っていくしかない。次にあきらめて斜め45°で合わせようとしたらこれがまた難しい。こんな裏側なんか見えないのに多大の時間を投入してしまう。溶剤に付属のチンケなスポイトでは用をなさず、やはり注射器でなければ埒があかんと夜も8時過ぎに中杉通り模型屋に行ってみるがあるわけもなく、調剤薬局にふらっと入ってみたらガラス製はなかったがテルモインシュリン注射用プラ製を何と23円でわけてくれた。ダメ元で使ってみたらこれが溶剤に侵されたりせず実に具合がよろしい。溶剤はひと瓶使い切る。LDKが意味をなす稀な機会。結局四角四面のほうが仕上がりはよい。正面からはまったく見えんのだが。
そんなこんなで搬入前にやっとフレームが完成。しかし組み立てどころかプリントのセレクションもスポッティングもまだ。スポッティング用の面相筆も見つからない。ギャラリーでやることにしてとにかく持っていくが想像以上の暗さに愕然。浦和と横浜NTTは明るいのを選び、川崎味の素だけは時間帯も勘案して暗いセットで固め、長時間かけてセットして壁掛け。トーンが揃わずプリント選択の迷いは残るが酒の誘いもありいい加減疲れたので明日やることにして今日はこれまで。しかしいままでの経験上、会期がはじまってしまったらどうでもよくなりそうで不安。あれほどの思いで焼いたんだからここで放棄しないでいたいものだが、一晩寝たらどう気が変わるかわからん。しかしまあ、よくやった。