カメラバッグは結局、いったんスーパーXでつけた板一枚を引っぱがす。かなり抵抗はあり、このままでも当座の使用には耐えただろうが、力を入れるときれいにはがれる。しかるのち接着面をサンドペーパーで磨き、フィルムクリーナで拭いてからクイックボンドのクリーナでさらに拭き、本体で接着。においも乾燥後の白濁も瞬間接着剤。あちこち隙間がありのだが充填効果は少なそうで、動かしてみるとメリメリ音がするので、はたしてスーパーXよりよかったのか疑問がなくもないが、これでよしとする。入念に位置ぎめをしたはずなのに、上から見ると板が左右に傾いている。機能上ほとんど問題はないし見てくれにも影響はないのだが妙にくやしい。図工が一番得意だったはずなのだが、所詮この程度だったか。自分が飛びぬけて器用というほどでもないと思い知らされがっかり。つくづくとりえなし。底にはスポンジゴムを敷き、側面は波状ウレタンフォームを強力両面テープとスーパーXで貼りつけたのではみでた接着剤や合板は隠れる。この緩衝材の幅がちょうどよく、f2がすっぽり収まってわずかのガタもない。あつらえたかのようにぴったり。まだ途中だが全周に貼れば売り物にも見えそう。
この手製バッグがいいのは、まず既成のビューカメラ用アルミケースより軽いこと。計っていないが3キロは軽いのではないか。次に背負子に固定したままでふたが開けられて機材の出し入れができる。それから車内などで人や物にぶつかっても相手の損傷が少ない。アルミケースよりは威圧感も少ない、はず。釣り用品丸出しなのはちょっと×。それにできあがるまで時間と手間がかかりすぎ。
搬送体制が整ってきたので、ようやくカメラとレンズの改造に移れる。旋盤加工業者数社に問い合わせ。しかし新たに作るまでもなくメーカーから部品で取り寄せできるらしい。要調査。