昼は快晴。桜木町。去年の7月以来。
観覧車は回転が速すぎておそらく撮影不能パシフィコ横浜、半月状ホテルに南側から展開。13時に橋の中央北寄りからだとほぼ順光、壁面へ正面から太陽。結局特徴的ランドマークになってしまうのかと思わなくもないがいろいろあったっていいだろう。EV16で日が高くなっている。しかしセットしはじめるや積雲が出てきて北から東はまだらに雲。やりすごそうと待つも増える一方。断念し探索。展示場ははじめてかと思ったがよくよく考えたら10年ほど前のNiCAFで来ていたような気がする。国立ホールは北西から14時-5頃がよい。16時には照りかえしが出る。南の空はほぼ無雲で、東にちょっとある程度なので撮影しようかとも考え、612はともかく今回のは神経症的に完璧さをめざすにはなじまないので、雲くらい意に介さずともいいのではとふと思ったのだが、やはり雲は許容できない。余計な要素。散漫になる。夾雑物。名勝調。生身のよくある風景になりがち。やはり明証性を期待しているのか。しかしその明証性のよりどころが土建屋のこしらえた物件だというのはどうしたものだろう。カメラで撮影する写真は一般に対象なしではどうしようもない。ないものは写しようがない。同様に対象がなければ見るということは成立しない。眼球をまぶたの上から押さえつければ視神経に刺戟は与えられるが、基本的には見るための対象がなければものを見ることはできない。いずれにせよ対象に依存している以上、ものを見て撮影するためには、現実に与えられた対象への価値判断よりも見ることが先だつのでなければならない。のだが。
そうこうするうち積層雲まで出てきて北側は一面雲。雲だけでなく大学の卒業式をやっていて旗が立っていたりでどのみち無理。
横浜市場の先、神奈川へ。ここに来ていなかったのは迂闊だった。子安どまりだったので見落としていた。いずれ。