朝特快晴。雨の翌日でこの時期にしては透明度高い。しかし11時頃から西に雲が出てくる。
東京テレポート。やたらと風が強い。フジテ*レビへ南東の空き地から。ゴンドラ降ろして窓ふきしてるが、この空き地もいずれ建設がはじまるだろうからいまのうちにとにかく押さえておいたほうがいいので、細かいことは気にしないことにする。正面からと思ったのだが、なかなか正面がわからず平行出しができない。それより尋常ならざる強風が吹きすさんでいて冠布がまくりあげられフレーミングに専念できない。それだけならまだしも三脚ごと風で倒れそうになる。清掃のゴンドラもいつの間にか撤収していたが当然。もはや暴風。何とかできないものか。三段に伸ばしていた三脚をたたんで50cmほどの高さにし、地面に座りこんで扱うことにする。これでもぶれるかもしれないが。カメラとビルとはほぼ平行で水平も出ているはずなのに新木場側がどうしても出っぱるのはなぜかと思っていたら1階分高かった。フレームの端まで欲ばって入れようとすると至難。しかも暴風で冠布ごと飛ばされそうになって何度もやりなおし。悪戦苦闘。そうこうしながらセッティングに1時間かかってしまう。12時過ぎ、EV15.8、1m。左右の高さが揃うようにと正面からではなくやや斜めからになるよう動かし2枚目をセットしていたら雲が出てきて、やりすごそうと台場で産業動物のような餌を与えられて戻ってきたら光線がほぼ側面からで時機を逸してしまった。やむなく次回に持ちこし。
テレコ*ムセンターにも空き地から展開してみるが、同様に光が去ってしまっている。ワールド流*通センターを見るが古いしカクカクしてるしで大黒埠頭ですますこととし、撤収。雲も切れていい天気なのに。また一日棒に振るのか。こうしてただ馬齢を重ねていくのか。道すがら東京ビッグ*サイトが目に入ったので、せっかくの好天をむざむざ無駄にするよりはと行ってみることにするが、近づくにつれこりゃいかんとの印象がさらに強くなる。しかし通路をあがってふと覗いてみると捨てたものではない。どころか予想外におもしろい。ぐるっと回るがりんかい線側の広場からが夾雑物が少ない。15時、EV15.2、90s、縦、なお風が強いので三脚は一段で、広場の西の角の植えこみの角に乗せる。横のほうが収まりがいいので変更し90s。左右いっぱいにしようとすると特色が薄れるので右に拡げ、1枚目と同じ位置。16時20分過ぎ、EV15.1、90s。このくらいの日の高さで逆ピラミッドの下側に直接光があたる。暗くなるとその黄金色が暗褐色に急変して見える。人が通りすぎるのを待っていて遅くなったのだが、むしろそれがよかった。通路の屋根が入りすぎるのが気になっていたのだが、三脚を普通に伸ばした状態で視点を目の高さにすれば多少緩和されることにあとから気づく。ぶれてたりしたらやりなおすだろうが、再撮影しても今回以上に盛りあがることはなかろうし、このままでいいんじゃないか。近くに来る人来る人みなこの逆ピラミッドを撮影している。携帯ではなくデジタルカメラを使っており、催しを見に来た様子でもないので観光目的の人びとだろう。観光写真の対象として手垢にまみれきったこういう建造物こそ、今回の趣旨にふさわしい。