空が見える展示空間はいい。2001年の神田は外光が入ってきたし、翌年の吉祥寺、去年の佐倉市美も外に通じてはいたが、展示を見通せる位置から、わずかではあれ空が見えるような空間はこれまでなかった。展示が外に向かって開かれていると思えるからだろうか。写真に再現された空が、それ自体はフォトカプラによって形成された色素画像でしかないのだが、実際の空の裏づけがあると確認できるような気がするからだろうか。これまでの7回の個展でここがいちばん好きだ。銀座ほどの動員は見込めないかもしれないが、そこにいて心安らかになれるというのはだいじなこと。
とにかく去年よりずっといい。あそこはひどかった。あんなものは展示空間でもないし客商売ですらない。
やっとファイルで抜けていた写真を補充。しかし去年の個展の写真はファイルには入っていないまま。
ほぼ毎日飲みに行っていて体調が一向に回復しない。