朝から特快晴。晴れてはいるのだがガスっぽい日が増えてきた。まだ2月だというのに。早すぎ。これも温暖化の影響か。そんななか比較的透明度高いほう。
堀ノ内妙法寺。14時頃で屋根に影がかかっているがよしとする。いつまでも去年のように悠長にやっているわけにもいかない。初老の男性がいて、髪が長い、いや普通なのだが剃髪していないので参拝客かと思ったら寺の関係者らしく、お堂を正面から撮影する旨伝える。常香炉のうしろからだと引きすぎなので前に出る。今度はやや寄り過ぎなので常香炉ぎりぎりまで下がる。常香路はどこでも本堂の中心線の延長上にあって、しかもちょうどいい見上げ角度となる位置にあるので、このような局面にはしばしば陥る。そうすると常香炉で煙を浴びた参拝客に背後から拝まれる格好になり、どうにも具合がよろしくない。早めに終わらせねば、と思いながらのろのろとポラ3枚も切ってたら、先ほどの寺男が若い僧侶に何ごとかお小言を喰らっているようで、カメラがどうとかいわれているような気がする。こりゃ来るな、と思っていたら、しばらくたってから寺男氏が笑みを浮かべながら「この場所に長いこといるとまずいんですよ」と。まことにごもっとも。しかし露光前だったのでなおも粘ってEV15.1、1m、引きが足りないので常香炉に三脚がぶつかるまで動かし、ろくにピングラも見ずに同秒時。盲撃ちに近い。15時頃、まだ明るく空が青くてもったいないが今日のところはこれにて終了。
それにしても雲台のレベリング軸が曲がってしまい、ロックしようとシャフトを回すと水平が狂う。回転させるとぐりんぐりん軸がうねって台板が動く。まいったなあこれじゃまともに使えんよ。こないだは特に問題なかったし、特に強くぶつけた記憶もないのだが、置き方が悪かったのだろうか。もうGitzoの雲台を買う気は起こらないので、Manfrottoのギアヘッドということになるのだが、そんな余裕なんぞありゃしない。だましだまし使うしかない。ジャンキー街道一直線。