日の出から特快晴。昼過ぎに出発。ひと月ぶり。いくつか迷い雲とうっすらと巻層雲。富士は見えない。透明度はさほど高くない。鎌倉には遅すぎるのでまたしても護国寺。まだ納得いかないのだ。われながらよくやるよ。
14時前頃から松**家墓碑に向けてのんびり店開き。前回は低すぎて周囲の柵などが写り込んだのが不満だった。今度はできる限り高く持ち上げ、しかも接近させることとする。三脚を一本は最大まで伸ばし、悪いが敷地内に三脚を片脚つっこませ、まだ足りないので墓石の下段、中段に片脚かけてさらに寄せていく。エレヴェータを最上部まで上げる。エレヴェータをここまで伸ばしたのはこれを買って以来はじめて。これで撮影位置は地上2.5mくらいか。脚立なんぞないのでそこらを探したらすぐに数本見つかった。こういうのは現地調達に限る。結局脚立では離れているので露光などは柵の上に登るのだが、ピングラを覗いての操作や柵への足場として脚立は必要。この写真機を使った中でもっとも見上げ角度が大きいかもしれない。対象への距離も近い。かなりでかくなった。これだけ繰り返したんだから徹底して追い込まねば。もはややりすぎなどというものはない。中庸とかほどよさとかバランスといった価値基準が意味をなすような区域からはとうに逸脱している。
ポラのT53の新しい箱を開封。8sで7枚切ってフレーム確定。この時点で16時半頃だったか。EV15.3。空が青い。空というのはこういう青さだったのかとまたも感心していることにいつもながら妙な気分。夏至からひと月たったがまだ日は充分に高く、北向きの面にも光があたる。木の枝の影がやや墓石にかかる。風で影がぶれて消えるのを期待。まず1枚残っていたQLで70s。同位置で横位置装填のカットフィルム70sさらに2001年のPortra160VCが使いものになるかどうかテストで80s。蚊のいい餌食。上部が切れないようやや上に向けて押さえのカットフィルム80s。さらに上に向けてPortra160VC。カットフィルムは下を削っていないのでけられるかもしれない。枝の影はいつしか消えた。装填済のカットフィルムがまだ一枚あり、QLも未開封がひと箱あるのでなおも様子見。だが下のほうから別の枝の影が広がってきて、これは広がる一方の様子なので見限る。
片づけていたら、エレヴェータ部のロックが締まってなかった。他は充分に締めたのに、肝心のここがゆるゆるとは。微風だったが影響あったかもしれない。しかも、最上部まで上げたはずなのに、少し下がっていた。自重で次第に落下していたのだろうか。いやしまう段に自分で下げたのかもしれないけど。またやりなおしかよ。
18時前でまだ明るいのでお茶の水女子大のまわりを一周。ここには来た記憶がない。奥にある装飾過多の建物が気になるが、ふらっと入れる雰囲気ではない。池袋まで歩き、メガネ屋でメガネの傾きを矯正。正しくは、顔が傾いていて透視図法の視野周辺部でのディストーションのように、右目のほうが左目より上がっているのでそれにあわせてメガネを曲げてもらう。bc530711x2。