H-2.9F-3.0今期初の定地点。台風で地形が変わっている。北側は行く必要なし。南はそこそこ洗濯板。でもまだまだ足りない。工事でもう渡るのは無理。環境は変わっていくし、こちらもそれ以上に変わる。執着しててもしょうがない。鳥がいない。毎年飛来するカモやサギが見あたらない。水質が変わったのだろうか。心配だ。この冬はあと何回行くだろうか。
午前中南にはるか遠く雲があるのみでほぼ無雲。このところの午後曇の傾向は過ぎたようだ。確かに空の透明度は高い。せっかくこれだけ空が青くて遠くまで見通せるのにもったいないのでどこかに寄ろうかとも思ったが、寺社以外で現在の装備にて撮影すべき場所というと川崎三塔ビルか、工芸高校や武道館や国立ホールといった一昨年の個展の再撮影分しかなく、敗戦処理みたいでどうも気炎があがらない。それに4x52台と三脚2本で肩がしびれるし眠い。プロセッサも回しっぱなし。ということで帰る。考えてみたら今の箱でやる限り下のほうは露光量が上がって白くなっちゃうので、多少空が青かろうが関係ないのだった。上天は逆に濃度が上がり深く落ちる。ガスっぽくなければだいたい同じ。レンズを使っての6x12とかなら色の忠実度は多少上がるが、画面下部のネガ濃度が上がるのは一緒。この10年は視野周辺部をもっぱら使っていて、それはすなわち周辺光量低下が不可避のことばかりやってきたということだ。
日が高くなるにつれて抜けも落ちてくる。三が日の空が青く見えるというのは、日頃午前中に落ちついて空が見られない人が三が日だけはゆっくり空を見上げられ、また三が日は空が青いという世間的合意からその時だけは注視するので青いと感じる、ということもあるのかもしれない。他の局面で同様の陥穽にはまりこんでいないとはいえない。世間的風評はまず疑ってみることだ。どんな局面であれ。
帰って鎌倉のライブカメラ見たら昨日以上の人出。1日は家にいて2日に買い物がてら外出、という行動形態が一般的なのかもしれない。それで福袋とか買うんだろうな。いいかも。じゃなくてカモ。