朝から曇。昼過ぎから晴れてくる。でも予報は夕方曇。さんざん迷って、これは晴れるんじゃないかと出かける。当たり。有楽町。15時過ぎ。ほぼ2年前、2007-10-07の次世代器での最初の露光がここだった。今では西に三菱1号館ができていて観光客が多い。10数年前には土曜の丸の内なんてほとんどひとがいなかったのだが。狭くてちまちまと貧しい商業地。
雲も出ているがいつ曇るかわからないのですぐにはじめる。外はEV15.2、直射日光を避け、4器とも20から30sくらい。モノクロもついでに露光というのは用意し忘れた。30分もすると晴れ渡る。待てばよかったが、まあこういうこともあるさ。
銀座に行っても画廊は一件も回らず。カメラメーカー系以外は行ったっていいのだが、内心さして行きたくもないのに義務感で無理して回っていたのが今になって偲ばれてきて。東京駅。中央郵便局は一部の外壁だけがベルリン空爆後の歴史的建造物のように建って、ではなく立っている。昔神保町につとめていた頃、その日の最終便に速達郵便を乗せるためによく自転車であそこまで行ったものだ。20年前、雑誌をやっていた時だったか。深夜なのに賑わっていたものだった。同類だったのだろう。今ではそんな需要もあるまい。16時頃、まだ明るいのに帰投。無駄に歩き回るよりやるべきことがある。
帰ってフィルムをとりだし、一昨日テストできずカラーネガを装填して寝てしまい、昨日は曇っていたのでカラーネガが入ったままでやはりテストに踏み切れず、今日やっと空いたのでテストを実行。新規格器の仮組も。現在30mの露光中。EV8.4。23℃12m。結果、2号器はケラレに関してはほぼ懸念なく使える。1号器はわずかにあやしいかも。3は依然わずかに出ている。再度ひっこぬくしかなかろうて。4はまずまずOKだがまだ心配。以上はかぶった100TMX.これで使い切って以下は旧タイプのTMX。新規格器の2器は本組後テストもなく2回も実使用してラボにも出してから今さらテスト。器はいいとして、ネガの端に未露光部分。最初の装填がまずいのか、ちゃんと入っているのにあとからずれたのか。さして動かしてもいないのに。これは根本的欠陥か。それに前キャップがゆるくてすぐ抜けそう。仮組したのは大部分スヌケだが一部黒くなっている。おそらく、シャッターが2枚貼ってあったため1枚ついたままで未露光、だが光漏れがある、ということらしい。1回剥がしたパーマセルをもう1回使ってひっつけているので浮いていても不思議はない。上から貼って再テスト。TMXの残りは3枚しかないので、1・4号器、仮組。30m、現像23℃15m。さすがにへたってきた。定着液も抜けなくなってきて限界。TMXも使いきった。これでうずたかく積まれた、露光済かどうかもわからないフィルムや、露光後数年ほったらかしてあったフィルムの入った4x5の箱が3つは減った。仮組のはOK。本組している時間がなくなった。1・4号器は、肝心なところが薄くてわからない。光が回っていない。よしとする。