H-5.1F-2.9昨日より下がっている様子だがさっぱり。
コインロッカーだが、現地にデポして翌日朝回収すると2日分の料金がかかる。料金が切り替わるのは1時だったり2時だったり。常識なのだろうがまったく知らなかった。なぜか。使ったことがないからだ。これまで自腹でコインロッカーを使ったのはおそらくただ一度だけ、2008-12-22に吉野山に登ったときに、Gitzo4型と、今よりでかいカメラバッグのフォトレック40を背負ってはさすがに動きがとれないと判断し駅で預けたのだった。荷物が重いからとの理由でコインロッカーを使おうなどと考えたこともなかった。この不精者が強制的に筋トレに追いこまれるせっかくの機会をみすみすふいにして、しかも金までまきあげられるなどもってのほかである。でも鍛錬が目的なわけじゃなし、それで撮影に支障が出ては本末転倒なので世間並にコインロッカーに頼ろうと考えるに至った。しかし600円も払いたくない。それに翌日行くかどうかわからないし、行かなければずっと預けっぱなしで加算されることになる。ばかばかしい。そこで、次の行き先か手近な駅で、当日歩きまわっている間だけ預けることにした。駅と自宅の間はその日ごとに持って歩かなければならず、最寄り駅より遠い駅なのでけっこう距離があるのだが、それはやむなしとする。四谷駅も飯田橋駅も構内にロッカーがなく、新宿まで戻るのもかったるいので、飯田橋で下車して改札外のコインロッカーに収納。帰りにはこの駅まで一度戻らなければならない。SV45カメラとレンズ、GitzoG1341三脚と1370M雲台、冠布、レリーズ、クリーニングクロス、レンズペン、こちらの撮影に必要なものはすべて突っこんで300円投入。ルーペは見つからず入れなかった。カメラバッグを背負ってみたら、あまりの軽さに思わず笑ってしまう。これだけ無用の機材を背負って歩きまわっていたのか。一度味をしめたらもう元には戻れない、と予感。こうやってひとは易きに流れ堕落していくわけか。
10時過ぎ、飯田橋交叉点の歩道橋。ここは知る限りでもっとも妙な交叉点。外堀通り目白通りと大久保通りがまたがり、首都高池袋線も通過する。ただ5叉路だからというだけではない、いろんな力線がぶつかって混乱しているような趣がある、と中央線から眺めるたびに思っていた。昔原付や自転車で走ったときも怖かった記憶がある。実際、千代田区、新宿区、文京区の区界にあるため充分整備されていないらしい。このあたりは2006-08-03に逆側から135でやっていた。日の光が回りきっておらずまだ早いかと思ったが、2、3年前に駅南西に建った無闇に高い集合住宅の影などが午後には落ちるかもしれないと考え、とにかく撮影しておく。東側の歩道橋のほぼ中央、中央分離帯の上あたりから東へ、首都高の湾曲に向かって構える。長い歩道橋なので振幅が大きいらしく、ひとが通るとかなり揺れて不安になる。ただ歩くだけならそうでもないのだが、手すりから乗り出して構えており、落としたらえらいことになるとの心配も手伝って吊り橋効果的どきどき。通行者がいなくなるのを待つのだが、平日より人通りが少ないとはいえなかなか途切れない。EV15.6/ISO160、1号器25s、2号器30s。南側にずれて5号器20s。端のほうは真ん中より揺れが少ない。念のため押さえておくが、中央からのほうがたぶんいい。
抜けのいい空。九段下から堀沿いに飯田橋に戻ってまた西神田方面から富士見坂。この通りは来たことがなかった。ひとも車も少なく、静かな冬の日の午後。東郷公園で子供の遊具を吟味。5mくらいあるすべり台も低いすべり台もやりようなし。市ヶ谷から外濠公園でまた同じすべり台に出くわす。千代田区は全部これなのだろうか。東郷公園でブランコに乗っていた子供がさっきと同じだとか言っていて、ここのブランコにも乗ったのかも。納入業者との癒着とか随意契約なんて図式が思い浮かぶ。飯田橋駅南側の東西の出口の間には古い民家が残っているが、だいぶ立ち退き食らった風情。15時に飯田橋交叉点歩道橋に戻ってみたら、大きな影はなく、この時間帯のほうがよかった。もうちょっと早く、13時半くらいが最良だったかもしれない。EV14.8、6号器20s。もうちょっと露光したかったのだが、通行人が増えてきてあわてて打ち切り。7号器30s。160NSのタマは使いきったので、あとはぶらぶら。目白通りを北上。凸版印刷トーハンを確認し大久保通りから駅に戻り、16時過ぎロッカーを開ける。6時間使用。これでもかなり肩に来たので、フル装備ではとてもこれだけ歩き回れなかったろう。帰りの電車で熟睡。