H-3.3F-2.8ちらほらあるんだがどうにも。
8時頃一面雲だがやがて晴れてくる。11時前には快晴。嫌いといってるわりにはまた横浜。でも7割方は伊勢佐木町で中華食材を買うのが目的。
横浜駅構内は狭くて対象外。改札内のコインロッカーに預けて出る。桜木町でも中にロッカーがあった。桜木町のビジネスビルはだいぶできている。BAY SIDE GEHINKANなるものがあり、イオニア式もどきでえらそうなつくりのわりにはやけにちんまりしたギリシア神殿風の建物だが、屋根から鐘の塔がつきでて十字架をいただいているよくわからない式場で、なるほどこれは下品をもってみずから任ずるだけのことはあるわいと思ってよくよく見たらGEIHINKANだった。そりゃまたご無礼つかまつりました。高層住宅群がどうかと思ったがうまくいきそうもない。
遊園地が休園日で、作業員がカンカン音を鳴らして鉄骨の錆を落としている。そして観覧車が止まっている。観覧車は意外に動きが速くて、20sの露出では止まらないのだ。しかもこの観覧車は大型のほうなので、角速度はどれも大差ないにしても、離れて見ることになり各ゴンドラが小さく見えるためブレが相対的に大きくなる。これは恰好の機会。しかしやや雲。それに13時前でほぼサイドライト。もうちょっと日が回りこむのを待とうと先へ。
ある芸術系大学の施設が埠頭の倉庫のなかにあって展示をしている。展示内容には微塵も関心がないのだが、埠頭に入れるのに惹かれて寄ってみる。アスファルト上にぽつんぽつんとパイロンが置かれていて展示場所に導かれる。見終わったあと、立ち入り禁止といった表示は特にないのでパイロンの結界の外に出たら、受付の男が駈け寄ってきて大学の敷地外だから外に出るなと怒る。やむなく引き返し退出するが、道に出るまでこちらの行動を見張っていた様子だった。観客に対する対応ではない。不審者扱い。まるでそこらの雇われ警備員。あるいは美術館の監視員のごとき小役人的態度。よく管理のいきとどいたアーティストであらせられてまことに御同慶の至りである。
横浜駅から中華街にかけての一帯が嫌いなのは観光地だから。横浜に限らず、鎌倉でも京都でもパリでも、観光地の客商売の人間は客を見下していることがしばしばある。横浜に来るとしょっちゅうこんな目に遭う。
観覧車に戻って、昨日撮影したネガの詰め替えをせずに寝てしまい、朝はそのまま出てきたので、暗い日陰でダークバッグを広げ交換、しているうちに巻層雲が広がっている。とにかく試しにやってみることに。14:50、EV15.1/ISO160、20s、返して30s。すっかり雲だらけ。
伊勢佐木町まで歩き、大量の麻辣火鍋の素やつけだれや花椒、粉花椒、青花椒仕入れる。青花椒を火鍋に入れすぎたら強烈。猪血塊とか臓物関係とかわけのわからん缶詰とか買ってみたいんだがハードル高すぎ。関内で京浜東北線に乗って横浜でロッカーの荷物を拾って帰投。重い。