中野フジヤ用品館にISEプロダクツの4x5現像タンクが8,400円で出ていた。ハンガー4本つき。ISEプロダクツのwebカタログでは商品ページのリンクが切れていて、もうつくっていないのかもしれない。全暗環境があって、シートフィルムを現像したかったら、この形式がいちばんだろうと思う。ただし、ハンガーのつくりはKodakより劣る。Kodakは横位置で装填するようになっているが、これは縦位置で、液からの出し入れの時間が余計にかかる。フィルムの浮きおさえの機構が、Kodakのように板バネでなく部材を落として押さえつけるだけ。このへんの違いはKodakの特許にひっかかるのを避ける目的だろうか。それから現像タンクが攪拌しにくそう。フタがあって密閉できるが遮光性は期待できず、攪拌の際には開けなければならないから、明室処理はできない。と、Kodakの中古を狙ったほうがよさそうだが、待てないひとはフジヤに走れ。もっともハンガー4本では足りないが、しばらく前にステンレスから塩ビに切り替わったらしく、それも新品が生産されてないとなるといずれにせよ中古に頼る必要があるかもしれない。
9号器ようやく完成。並行してこしらえていた10号器もあとちょっと。
肝心なことを忘れていた。やはり後露光のほうが面倒だった。おとなしく前露光にしておこう。多少カブリが出たってネガならさしたる支障もない。多めに当てときゃいい。