本日も特快晴。この時期なりの空の白っぽさ。今日も天王洲へ。いろいろ片づけてから出たら11時過ぎ着。遅かった。橋が南北方向から左回りに傾いていて、見かけ上の正中を過ぎていた。昼時は南北方向の角度変化が少ないので思うような場所に影がくるまで時間がかかる。これなら豊洲に行ったほうがよかった。読めなかった。これから豊洲へとも思ったが、直線距離は遠くないのに鉄道だと回り道。時間がないのでここでなんとかする。
12時、細いながらも鉄骨の影がかかったので一気に4枚、20sと40s。日の動きは本当に早い。いつも見過ごしているけれど。時の流れもそうしたものか。どんどん動いていくのにあわせて三脚位置をずらしたが、高さを変えたほうが正確だった。昨日もそうしていた。とっさのことで思いつかなかった。でもエレヴェータが動かず時間がかかるのでこちらが正しい対処だったかも。昼時なので近隣の勤め人がおおぜい通るが、歩行者なんて気にしていられない。すっかりずれたので直射日光が当たるところで試しに1枚。
もう一カ所に鉄骨の影がかかるのを待つが、待つとなかなか動かない。
てっぺん近くから日が射すこうした条件下で撮影したことは、これまでほとんどなかった。一般的な写真撮影でもあまりいい条件とはされない。対象のほぼ真下に影がくる。東西方面の影の移動が早い。南中時は建造物撮影での特異点だが、夏至近くにはとりわけ特別な効果をもたらす。ツァラトゥストラか。
12時40分頃、所望の位置に影が移動してくる。160Sを使いきったのでPortra400NCで7sと14sで3枚。さらに、橋桁の中央部の下にも別の影が迫ってきた。戻して再度。なるべく影の中心に近づけたいので三脚を縮め、いられるぎりぎりまで待つ。10分過ぎ2枚露光して10器分使いきる。午前中より空のヌケがよくなり、なおもほぼ特快晴なのだが、ここで切り上げ。惜しい。
そして北上。雲が広がってくる。A。あっけなく撮影許可がおりてしまう。ところが相談だけのつもりで、ついでに撮影機材をもってきているという感じだったので、かんじんのフィルムがない。Portra400NCは3枚のみ。とにかく開始。ロビーがEV8.6/ISO400、10mだが時間もないので7mで打ち切り。室内は明るい。250Luxとか。でも情けないことにLuxという単位系になじんでないので、そういわれてもピント来んのよ。EV9.6/ISO400で6m。2枚でおしまい。160sはあるけど室内撮影には厳しいので店じまい。でも考えてみたら1段と2/3しか違わないのだから大差ない。やりゃいいじゃないかと思って装填し、戻ったら照明を落とされていた。
明日また撮影させてもらうことにして今日はここまで。たいへんありがたいことである。
明日は、複数同時並行露光ができるよう、三脚をもうひとつ用意する。マルチタスクみたいで一見すばらしく高度な技術だが、実態はガムテでべとべとだろう。