朝晩は涼しい。寒いくらい。でも日中は暑くなる。
7時頃、目抜き通りであるハリウッド・ブルヴァードをぶらぶら。せっかくEOS kissX2を持ってきたのに、充電器を忘れたことに気づく。しゃあないそこらで調達するか。カードリーダーはあった気がするのだが出てこない。
こちらでも足をじろじろ見られる。天下のハリウッドで注目されるのも悪い気分じゃない。
入居者募集表示が目につく。光の方向がよくないこともあり、足が痛くなってきたところで引き返す。どこでも午後の撮影のほうが向いているのだろうか。
13時、サマータイムなので南中時前後にEV15.8から9。東京のもっとも明るい条件と照度はほぼ同等。明るさというよりコントラストが高く見えるということであり、湿度が低く視程が長いためもあろうが、街並がはっきりした色使いなのでそのように感じられるということも大きいのではないか。

包帯は毎日換えている。リンパ液が結構大量に出るので吸水材を当ててやらなければならない。女性用のナプキンがサイズとしてもちょうどいい、でも買うの恥ずかしいでしょうから紙おむつとかでもいいと医師にいわれ、こういうものを使う機会も滅多にないので、近所のすいてそうな薬局で女性用を買ってきた。まったく勝手がわからず長いこと迷っていたら怪訝な目で見られた。
傷口を石鹸で洗い、できた膜をはがして、死んだ皮膚が浮いてきたらそれもはがし、過酸化水素水で消毒したのち、消毒したナイフでクリームをコテコテと盛って、ガーゼとナプキンをあてて包帯で固定。包帯の巻きかたがなかなか上達せず、動いているうちにずれるかくずれてくる。いろいろ試しているのだが、伸縮性の包帯だとだんだんきつくなってくるので、包帯同士が重なるとくっつくようにできているタイプの包帯でゆるく巻いても次第にきつくなってきて痛む。どうやら、ナプキンが水を吸うと中の吸水体が膨張するためらしい。きつくなると皮膚が圧迫されて血行が阻害されるだろうし、いろいろ難儀なものである。包帯が1本5ドルくらいして、毎日換えるのでばかにならない。
やはり歩けない。やけどの重度は3度まであるのだが、もっとも軽い1度の部分が、サンダルのベルトのためかむくんでしまって痛む。昨日歩きすぎたのだろう。部屋にこもりきり。予想されたことではあるのだが。日誌書くくらいしかやることがない。ところが動けないとなると日誌のネタもない。これほど大量の荷物なのだが、撮影機材と感材とクッション用の衣類しか持ってきていない。無駄なものはいっさい切り捨てた。読めるものというと電子辞書に入っている著作権フリーコンテンツ程度。
昼間寝てしまい時差ボケを固定化させてしまった。完璧な特快晴。日本でならこんな天気なのに撮影に出ないでいたら罪悪感にかられるところだが、毎日こうだと思うとまあいいかという気分になる。今の写真には好適だが、特快晴のありがたみは京都やパリよりだいぶ下落する。