SinarF2上に構築すればいいのだと2日前に気づき、設計の練り直し。
でも手持ちのパーツだけで足りるわけではなく、延長レールなどを買い足さなければならない。それなら捨て値同然で叩き売られているToyoのシステムで組んだほうがいいのではないかとしばし考える。だが、1)ToyoG系よりSinarF系のほうが軽い。多目的フレームを使えばさらに軽い。2)ToyoG系ではスタンダードのライズレールが上に出ていて邪魔。それは切ればいいとしても、3)レンズボードが天地左右とも19mm大きく全体にかさばる。4)ToyoGはGXを除きセンターティルト。SinarF系はベースティルトでこの用途にはたぶん好適。5)そしてなんといってもSinarではすでに必要なパーツをだいたい持っている。つぶすことを厭わなければ、新たに買うよりずっと有利。実機で試せるし、もう6年前とはいえ個展1回分の撮影はしてきたわけで、勝手もわかっている。以上の理由によりSinarで行くことにする。むろんToyoにも堅牢製とか値段の安さとかメーカーが特注に応じてくれるとか長所はあるのだが、いったんSinarでシステムを組んでしまうとなかなか移行できない。VX125があれば軽くていいのだが、こんな用途に使うなんてもったいなさすぎる。
これで、アルプス堂で買った多目的フレームや日東商事で買った初期型レールクランプ、神田キムラヤで買ったレンズボードがたぶん活用できる。彷徨のようなカメラ屋めぐりもきっと無駄ではなかった。余った標準レールや蛇腹の枠も処分せずに持っていればよかった。
近所のネジ屋を3件回って真鍮の長尺ネジを調達。170円。図面の追い込み。
ラジオは電源コードが切れていたのだった。鋭利なもので切断してしまったらしい。スーパーXの透明タイプは絶縁性が高いらしいので修復に使ってみる。