ついに素材が届いた。ずっしり重い。M6のねじ穴は深すぎず浅すぎず、絶妙の下穴とタッピングの深さ。位置もぴったり。とりつけてもぐらつきなし。設計はわれながら上出来。ただし穴自体がややゆるく、奥までねじこまないとぐらぐらする。ネジがささるか不安だったので公差内最大にしてもらったが、むしろ最小にすべきだった。レールやアダプターといった既製品ではもっとゆるいので、まあこういうものだろうけれど。きつくすると鉄の雄ねじで穴がつぶれやすくなるかもしれない。UNF3/8-16はやや浅かったようだ。ところが裏面がこれの影響でわずかに盛り上がっている。下穴の残りの厚みが2mm。問い合わせると、穴が大きいためトルクがかかりやむをえないとか。これは計算外。サンディングでとれるというのだが、この面は平坦性が重要なのだ。地金の平坦性なんてたいしたことないといわれても、その地金の平坦性さえ、手研磨で出せるかどうか心許ない。参ったなあ。しかし凸はごくわずかで、角度によっては反射でうっすらわかるが、別の角度ではほとんどわからない程度。やりなおさせるほどのものでもないし、難癖つけるのも申し訳ないので作業にかかることにする。1万以上払ってこれか……どこか釈然としない気分。