中国製切断砥石でえぐり作業。36枚7円の安物で、欠けるし減りは早いが充分使える。粒度が高い、つまり細かいので目詰まりしやすいかと思ったがそうでもなかった。というよりよくわからない。ただネットが1枚だし効率は落ちるようだ。DIYならこれでもいいが、生産性が問われる本職なら質の高い国産を使うだろう。2時間ほどで一気に6枚使う。しかもせこく内周ぎりぎりまで使っているので、実際はもっと消費している。ディスク交換のスパナが出てこなくて、大判レンズのレンチで代用したら交換できた。この能力だけをどこかで役に立てられないもんだろうか。
揺れがきたとき自宅にいた。本棚が倒れそうなので支えたが、いったん収まってから次の揺れで上に積んであったものがほとんどすべて落下し、棚の本も半分くらい落ちた。しかし隣の部屋で大きな音がし、引き伸ばし機が下の机ごと倒れていた。こっちを支えるべきだった。蛇腹が無残に破けている。歩くと何かが割れる音。液温計を踏んづけていた。ケースは無事だが中身だけ割れている。なんのためのケースなのか。いちばん精度の高い液温計だったのに。机からは引き出しが抜けていて、そこから転がり落ちたらしい。
押し入れからはEOSが2台床に落ちていた。EOSkissdigital X2からはレンズが外れ、マウントアダプターのパーツが本体とレンズとに分断されている。3本の細いビスで固定されているのだが、もろくも抜けていた。なんとヤワな。ここで衝撃が吸収され、レンズが無事だったのかもしれないけれど。本体も電源は入る。他にも被害があるかもしれない。
まだ余震が来るかもしれないと、倒れた引き伸ばし機はそのまま。
余震の中切削作業。中国製のオフセット砥石はなかなか減らず、なかなか長寿命。多少目詰まりはするが使える。これまで切断砥石でできるところまで成形し、切削砥石は整えて仕上げる程度と考えていた。切削砥石では加工する部分すべてを削らなければならないが、切断砥石ならざっくり切り落とせば切断箇所で減るだけで大部分をかたまりとして切除できるから、砥石が長持ちすると思っていた。しかし実際には切断砥石自体の減りが早く、切削砥石のほうがずっと使い込めるので、大部分の工程をこっちでやったほうがいい。交換の手間も少ない。ベランダなので暗くなったところで終了。