pH10.17。校正液に戻し9.97。まあこんなところか。
途中、29.4℃で測ってみると10.33。やはり液温次第で大きく狂うらしい。
6セット34枚と、2011-1-13、Kでのたった1枚の増感現像、計35枚。大半がKodakなのでクリップが足りず吊すのに難儀。富士のネガは穴が開いていて引っかけて吊せるのだが、もう富士の4x5を新たに買うことはなくなっていくだろうから、この状態が続くだろう。せっかくつくったバスタオルハンガーによるフィルムハンガーも、現在手持ちの富士のフィルムを使いきったら使わなくなるだろう。
アメリカで撮影したネガと、帰ってからの4x5をすべて現像した。12月に撮影したブローニー5本はまだ残っているが。現像中に液温が下がりすぎたり、隣の部屋のパソコンが勝手にスリープから起きていたり、傷がついたり、細かなトラブルはあったけれど、ネガの箱を開けたまま明かりをつけてしまうとか、現像液ではなく定着液に入れてしまうとかいった、ネガにとって致命的な現像処理での失敗はなしですんだ。撮影行そのものが失敗だった、とは思うまい。
去年引っ越してから、ことによるとその前からためていた4x5の箱37個を捨てる。アメリカの空港の検査をかいくぐって持ち帰った箱も。いろいろ書いてあって感慨深いけれど、さよなら。
第1定着液はへたってきたが保管しておく。増感現像液は処分。もうカラーネガの増感現像をやることもあるまい。
ともあれ、ようやく終わった。明け方。解放感。