試作出来。いくつもの欠陥がある程度改善されてきてはいる。でも、何か足りない。階調だ。しかし、まずもって必要なのは階調である。
解像度と階調は相反するといわれていたが、まさにその事態に直面している。
ここでの解像度というのは、dpi・ppidpcmのような、この10数年で誤用が定着してしまった、画像の標本化密度値のことではなく、かつて用いられていた画質評価尺度としての解像度のことである。レンズの解像度が1mmあたり何100本とかいうあれだ。
細部の再現を重視してきたが、そのために階調が犠牲になっては台なしである。
階調を最優先にしなければ。精細さなど二の次。