まだ特許庁へ書類を送ってなかったのだった。英語が不安で。出願から1カ月がすぎてしまい、特許庁からの連絡にはある「WIPOへの郵送最終日」が空欄だし、WIPOが受けつけてくれるんだろうかと不安ながらも、だらだらとのばしてしまい、とうとう某国立大勤務の英語強者に相談。
そも日本語がよくわからないと指摘される。それじゃ難儀するのも無理はないか。日本語読み書きすらおぼつかないようじゃどうにもならんわな。とにかく元の日本語通りの英語表記にはなっているとお墨付きをもらってようやく安心し、変更部分のみ特許庁へ郵送。ネイティヴ話者より日本人スペシャリストの方がよっぽど頼れる。
14日だったかにWIPOから送金分の領収証が届く。基礎登録番号とMarkが書かれている。あとはWIPOからの連絡を待つのみ。
 
「撮影日誌」を名乗りながら、撮影は年に1回になってしまった。もう写真を撮影するということにほとんど興味がない。ならば他人の写真を見るかというとなおさらどうでもいい。そこら中でまき散らされる画像の渦に捲きこまれるなど真っ平御免。
だが、その年に1回の撮影のうち、一昨年と去年の各1点ずつを、この1年半でただただ扱い続けている。階調だけはわかるというのは、そうして同じ写真ばかりを何度も何度もひたすら探求しているうちに、ようやくいえるようになってきたことである。