21日に不在通知が投函されていた特許庁からの書留を、さんざん迷って集配局で受け取る。ここは3、4度目だが、近道しようとしていつも迷う。中身は商標3件目の登録査定通知。開けずともわかる。国際出願の方が心配なんだが音沙汰なし。ほんとに受理されたんだろうか、あの電話は幻じゃなかったのか、と不安になる。
そのまま北上し中古機械屋へ。試験運転してもらう。ボール盤はいい状態だが、もう1台は40年前の機械で、ベルトがボロボロ。画像には写っている一部パーツが行方不明。規格が特殊なせいもあり、入荷後4年以上売れ残っていたらしい。モートルは異音もせず快調だけど、残念ながら3相2馬力なので単相1馬力に換装の必要あり。値下げ交渉するとあっさり安くなったので即決。
そこから外注先へ。また迷いかけたが、今回も文化放送の送信塔が指針となってたどり着けた。仕上がり品は予想より上出来で、所期の効果は実現されてはいるのだが、いつもながら不満は残る。だが少なくとも、できるということは実証された。
このあたりに密集する工場のあちこちから文化放送のラジオ番組が聞こえてくる。正確には、イヤホンで聴いている音と環境音とが重なって、内と外とが溶けて混ざるような不思議な現象をもたらす。働いている人といい、扱っているものといい、あらゆる点で親近感が湧く。この街は、拠点とするにふさわしい。