減力剤というものをはじめて使用する。nnc製。この段になってこんなものを使うようになるとは。去年4月と7月の135ネガの余分な写りこみの除去。ところが溶解して30分か1時間くらいで色が消えて使えなくなる。能書きには2-3時間とあるがでたらめ。それとも環境が悪いのか。結局3回溶解してとろとろと消す。その間ネガを洗って乾燥しまた洗い、とやってたのでかなり埃が食いこんでいると予想される。ぱっと見にもスクラッチだらけ。三日月もちらほら。パーフォレーション部のFUJIやACROSを試しにやってみたら消えたが、KODAK100TMXは太くてなかなか消えない。肝心のネガにも乳剤側にはっきりした傷がついていて、フレアは消しきれず不自然に残っている。やめときゃよかったか。どのみちこれで行くしかないけれど。
高濃度部が消しきれず、結局爪で削ったり。出そうな気配。全体にケミカルでなくこういう手段でやっておいたほうがよかったような。
ベースカブリ濃度がこれほどあるとは知らなかった。単なるカブリかもしれんが。