朝快晴のち絹層雲一部積乱雲。予想通り内房線の先へ。青堀下車のつもりが君津止まりだったので駅で待つくらいならと歩く。結果かなりのロス。そういえば君津の先は単線なのだった。かねてより気になっていた高圧送電塔作業者の落下対策を理解する。新日鐵にはさすがに入れずかすめて新富埠頭。右側は産業廃棄物最終処理場。現代の貝塚。満杯になったら逃げ出すとこまで一緒。左は東電と広報施設。守衛も大勢の制服嬢も手持ちぶさたで時間の計り売りあるいは投げ売りそのもの。コスト削減など無縁の地域独占企業ならではの風景。ここの展望台でTMY6枚程度。現像の難しさに懲りて段階露光。f11で0から+2程度。ピントインフ。さらに歩いて東電の施設らしい塔で10枚程度。バッタが飛び交う。海岸のロープ止め?で6枚程度。この埠頭を一周しようやく当初の目的であった富津岬へ。富津港の海保庁灯台?で使い切り。完全逆光。結果によっては再撮影もありか。とにかく富津岬の突端までたどりつこうと意地で歩く。「明治百年記念展望台」。遠目にも目を引く妙な構造物。悪くない。日没後だったので撮影はできなかったが気が向いたら。ここからが往生。人けも何もない砂浜を残照が消える中歩くのはなかなかのスリルであった。夜の海なんて南房や伊豆を野宿で渡って以来。先の明かりよりもうしろの横須賀のほうが近く見える。足下もろくに見えない。車道に出ようとしても水たまりでひきかえすしかない。鳥獣保護区とかで獰猛な鳴き声がする。それでもどうにでもなるという変な自信があって、実際難なく大貫にたどり着き当日中の電車に乗れたのだけれど、これは東京から数時間の圏内だけで通用する経験則でしかないわけで、北海道あたりでこの調子でやってたら確実に生命にかかわる。道に出ても街灯もない。歩行者なんか昼間からいやしない。つまり歩道というものがない。車はびゅんびゅん飛ばす。怖いったら。路側帯があっても草だらけ。これは木更津も同様。地図があって助かった。とにかく7時間食事もせずに歩き通しだとさすがにこたえる。かなりひさびさにマメができた。こんなでかいマメ見たことない。