午前中は快晴、昼ごろ一面雲、のち50%程度。18日ほどの空の青さはない。
よく言われる「空に吸い込まれる感覚」というようなものは、空にピントを合わせるべき実体がないことからくるのではないだろうか。快晴の空を見続けていると、どこを見ているのかわからなくなってくる。年末の賃労働で無雲の空の画像を使ったところ空に見えないと指摘された。単なるグラデーションにしか見えないと。しかし地表がわずかでも画面内にかかっていればにわかに空として認知される。結局この賃労働ではいつのまにか雲が浮いたありふれた画像に差し替えられていたのだが、青の色面に雲らしきものが入りさえすれば、写実性に欠けていてもたちまち空であるという様相を帯びるらしい。顔みたいなものだ。猫とか。そんなものにまったく興味はない。
青春18にて外房へ。安房鴨川で内房線に乗り換え太海で下車。有人。おそらく初。海岸へ出てすぐさま引き返し、逆の下りで安房鴨川に戻る。ここもおそらく初。海岸に出て南へ行き弁天島の手前で引き返し回転寿司屋。平日昼というのに混んでいるが、地魚セットがまったくさえないし他もだめ。回転寿司などめったに行かないが都内のほうがよほど安くて質も量も上。他には一店くらいしかめぼしい店はない。このあたりは外食するという習慣がないのだろうか。競合相手が少ないから高値でも並ぶほど客が来るのか。個人営業店はチェーンのファミレスに食われてしまったか。
外房線で勝浦。途中の鵜原あたりは10年前に降りているはずだが、ここはかの有名なホテル三日月を以前に見た記憶もないし初めてらしい。勝浦港は立派な港。ここなら食べ物屋もたくさんあったのだが。高波対策はほとんどなされていない。海水浴場の堤防も1m程度。数十年前から「東海地震」の可能性を警告されてきた地域との意識の差か。川津をぐるっと回って豊浜港まで行き帰投。