NANAOL997届く。計174k。大阪ラディカルベースは発送も早くnet通販店としては好印象。箱は容積のわりに軽いが本体は容積のわりに重い。まあ当然。E66Tを追いだしコーナーテーブルへ。まわりが白一色なので白にすればよかったかとも思ったが、写真用品は黒が基本。見た目などどうでもよろしい。電源SWが二つ。まぎらわしい。コントロールボタン全部のまんなか付近にさわったような痕跡がうっすらと。環境光を落とすと押しづらい。保証期間は「5年(製品使用時間が30,000時間以内)です。また、液晶パネルおよびバックライトの保証期間は、お買い上げの日より3年間」と取説にある。なんだそれは。そんなことHPには書いてなかったぞ。使用時間は0H。
24bit表示が可能なのは1152 x870の75Hzまで。1280 x 960以上は16bit。これはPBG4内蔵の外部ビデオ回路の制約だが、これではUltimateRezはおろか96年のTwinTurboにも劣るスペック。しかしまあ1152 x870あれば充分で、このディスプレイの標準解像度である1600 x 1200 では細かすぎるのでよしとする。いまさら8年前のPulsarにも戻れんだろう。ほどなくメーカーが解散しサポートも終了したことを思い起こすと、ultimateというのは意味深いネーミングであった。
全面白くすると色むらがある。まあこんなもんだろう。心配していたドット欠けは目につかない。6飽和色と白黒で確認。最近は歩留まりが改善されてドット欠けが発生する頻度はかなり下がっているが、メーカー側の自己防衛のために欠陥ではないと謳っているといったところだろう。ときどきドットがちかちかまたたくのが気になる。全面黒では左下の白っぽさが目につく。それ以外でも周辺はフレアがかって見える。
「L997 Custom 5000K G1.8」のColorSyncプロファイルをAdobe Gammaに読み込ませ色温度5000Kガンマ1.8にするとそれなりにグレイスケールは出るが、シャドウポイントが明るすぎるような気がする。本体調整メニューのブライトネスの使い方がよくわからない。ブライトネスとコントラストなのだろうが、コントラストは変わっているように見えない。シャドウポイントは動かせない。OSXではOSのCMSでシャドウを調整できたかもしれないが、OS9ではキャリブレータに頼るしかないようだ。モニタの再現特性をRGB独立してトーンカーブで変えられるユーティリティが以前あったが、OS8.5か8.6あたりで使えなくなっていたような気がする。R255G255B255はほぼニュートラルなのにR250G250B250が赤浮きしているのはColorSyncプロファイルのガンマカーブのためだろうか。