午前中快晴だったが昼過ぎから雲が出てきて夕方にはほぼ曇り。2003年も午前中晴れで気温が上昇し雲が増える日が多かったが、積雲から積乱雲に変わり夕立に至るというパターンが長く続いた記憶がある。今年は夕立がほとんどない。今夕はほぼ全天が雲に覆われていたが層積雲か高層雲か。
6x8ホルダに残ったネガをようやく消化するべくSA47XLのテスト。なのでSV23。4月29日以来だからぴったり4ヵ月ぶり。二枚目は巻きグセがついているはず。浅草橋から秋葉原へ。つくばへ行くという新線は地下でなんの興趣もない。中央市場跡に建設中のビルに展開してみるが意外に日が当たらなかったりで撤退。結局東口の建設中ヨドバシのそばでf11.4から3枚、1/8だったか。出た目より3段から1段オーバー。その後気に入らずうろうろ。ただのテストなのに相手を選んでしまうのは貧乏性なのか潔癖性なのか知らないが、日が傾いてどんどん条件が悪くなっていって結局損しているような気がするのもいつものこと。浅草橋に戻って左衛門橋?から4枚、出た目より3段から1段オーバー。いずれもバック部に後玉が収まるので動かせる限界まであおったつもりだったが、開閉ロックレバーがはさまっていてあと10mm程度シフトできたところ。ピングラはずすと開口部の隅からから絞りは見えないが、ピングラ上は絞っても結像している。ボススクリーンはフレネルより広角でははるかに見やすい。これはローデンのレンズ二本についてきたポイントと交換したものだったが、こうなるんなら4x5にしておくんだった。丸10年前の話。ルーペで空中像を見ると開放と絞ったときの鮮鋭度の違いが判別できる。ただし15倍ルーペの話。これほどの広角レンズだと4倍ルーペでは視野が狭くなるようだ。
レンズ拭き拭き。SS110XLに入手時点で付着していた汚れはごしごしやったらとれた。レンズペンの使い方には「1日5-6回の使用で約半年」使えるとある。しかしSS110XLを何度も拭いていたら周囲の留め金に引っかかり表面のチップがはがれ、レンズ面にも3mmほどの傷がついてしまった。シリコン接着剤で貼ったら汚れがつくようになってしまい、2日であえなく交換。新しいチップはプラスティックの支持部よりやや張り出していて、レンズに支持部が直接接触せず、またレンズの周辺部までチップが届くようになっているが、この張り出しが使っているうちにだんだんなくなってくるようだ。
よく見てみるとうっすら曇っているレンズが何本かある。拭けば落ちるものもあるが、奥の面についた曇りは拭けないし、コーティングかガラス自体が変質しているとおぼしいものもある。EL-Nikkor50mmのフィルム側の面の汚れはとれたが、中玉にも曇りがある。これは分解してもとれないような気がする。かつてLuckyの66判引き伸ばし機と一緒に譲り受けた引き伸ばしレンズ。10年以上前に63mmを買ってからはおそらく使っていないだろう。20年は経過しているはずで、経年劣化したとしても無理はない。写真機材とは所詮こうしたもの。お宝などではない。使ってなんぼ。