カメラバッグの間仕切りの合板は万能接着剤のセメダインスーパーXで接着したのだが、乾燥するとはじからはがせてくる。シマノに磯クールインナーの材質を問い合わせるとよりにもよってポリエチレンとのこと。最も接着が困難な材質。こいつはカメラバッグ向きではなかったよ。ただ、こすると容易にはがれるのだが、スーパーXの粘着力で容易に動かない程度に固定されてはいる。接着は不全だが充分密着しているのだろう。調べるとポリエチレンが接着可能なPPXという製品をセメダインが開発したという。主剤とプライマーの2液式。東急ハンズでベテラン格の店員に聞くとこれは確かによくつくとのこと。ポリエチレンにはこれ以外にほとんど選択肢がないらしい。木材にはつかないが、今回の合板にはすでにスーパーXのコーティングが木材面になされている。スーパーXはシリコンだがPPXはシリコンにも適性がある。これで行くか、と思ったが高い。6g+3gだかで1,155円。となりにはクイックボンドV7とかいうパクリもの。こちらは値段が同じだが10g+7cc。成分もほとんど同じ様子。セメダインのほうが開発費がかかっているぶん高くて、パクリのほうは後追いだから安くできるのだろう。筋からいえばオリジナルのセメダインにすべきところではあるのだが、一方でセメダインのブランド料が上乗せされるぶん高いということもある。しかし、バッタもののほうは木もつくということになっていて、もっと実質本意で考えて結局そっちにしちまったよ。うまく接着できるかどうかはやってみなけりゃわからない。
ダイソーで買った自転車用ロープ3種でがんじがらめに背負子に巻きつけたらかなり安定している。よほどのことがないかぎり背負子から磯クールが転げ落ちるということはないはず。