ネガキャリア組み立てのための両面テープを吟味。ニチバンの超強力タイプやらダイソーの強力タイプやらでさんざん迷う。粘着力の強さについての客観的情報が乏しく、他社間での比較ができない。結局買って実際に確かめるしかないということなのか。だいたい「超強力」タイプでいいのか。失敗しても貼り直しはきかないしあとからはがすのも難しい。それに初期強度よりも耐久性のほうが重要という気もする。あれやこれや考えるとどうすればいいかわからなくなり、帰ってネットで調べてみると、実際に比較している人間がやっぱりいるものだ。ダイソーの安物はそれなりらしい。ニチバンは悪くなさそう。しかしもっと調べると、両面テープのメーカーが大手から零細まで大量にあり、その幅の広さに驚く。産業用途のいたるところで接着剤が使われているのは知っていたが、両面粘着テープも製造業や建築業などでとりいれられているらしい。これは相当に奥深い。生物の多様性と一緒で、工業製品においても成熟した分野は多岐にわたる分化を遂げ、多くの品種を擁している。厚さ、素材の多様さにはじまって、ポリプロピレンやポリエチレンなど難接着性の素材専用品とか、きわめて豊かだ。何しろ両面テープ専門店なる業種がなりたつらしいのだ。グリスとか塗料とか、工業製品について詳しく調べていくとそれぞれ目眩くような広がりを持っているものだが、たかが両面テープとあなどれない。しかしどれほど高性能でも両面テープに4,000円払う気はせず、かといってニチバンの事務用品的「超強力」もやや不安で、結局ハンズで検討ということに。
蝶番は箱のシャッターに使うつもりで買ったものの使いきれなかったプラ製105円で行く気配。