朝透明度落ちるがほぼ特快晴。地下鉄成増。予報では午後から曇とのことだったが、そこまでは行かずともちらほら雲。赤塚体育館、赤塚図書館はなんの特徴もなし。萬吉山宝持寺松月院本堂は由緒あるようでわりあい大きめ。やや離れた大堂は打ち棄てられた様子。赤塚****寺。高台にあり、遠目からも異様に目立つ。金の鴟尾に板屋根。赤の彩色。例によって常香炉に阻まれいい場所がとれないが、東向きなのでやるなら午前中。そして東京*大仏。青銅だが黒い。雨の汚れがある。正月には近隣の参拝客が多いらしいからきれいにすればよかろうに。南向き。店番の年配女性に撮影していいかと尋ねるとまたも笑われる。莫迦ていねいに見えるのだろうか。台座が高すぎて正面からだとうまくいかないので左斜めから。ピングラがどうにか見える限界の高さまで三脚を伸ばし、極力蓮台が入るようにする。胴体部分が膝で隠れてしまい、木が多少入るがやむなし。ポラ一枚切り、上の余裕が多めだがいじるとまた泥沼になるのでそのままカットフィルムホルダで1枚。ほぼ完全順光、14:08、EV15、45s。
基壇の上に乗れるならば、大仏本体に近づけるのでもっと横幅が大きくとれる。胴体部分も隠れないで写せる。おそらく無理だろうがだめもとでさっきの女性に訊いてみると、判断がつかないようで寺男に同じことを言わされる。すると即「申し訳ないけど」と手を横に振られる。そりゃそうだろうなあ。別に申し訳なんかはいくらでもあるだろうと思うけど。建立後30年とはいえ信仰の対象なのであるから、ぞんざいな物扱いを許容するわけもない。黙って強行しておけばよかったかとも考えるが、そんなすぐに終わるわけもなく、たちまち見とがめられて追い出されるに決まっている。できたとしても壇上に上がると背後の木がより大きく写り込みそうだし、蓮台も収まらなくなる。無理してやるほどでもないと断念。さっきより上の空きをやや狭め、ポラで確認しそのままもう1枚、と思ったら雲。待っていると、そろそろ消えるかと思ったら、流れてくるのではなく同じ場所に何度も湧いて出ている。結局15時半まで待ってようやく消えるが、日が動いてしまい顔の側面から光があたっている。ライティングとしてはもっと早いほうがよかった。ちょっとくらい雲が下のほうにあっても気にせずさっさとすませておくべきだったかもしれない。EV14、1m。立入禁止の大仏の下に檀家らしい親子連れが入っていったが、その鍵には「納骨堂」とある。大仏の基壇部には窓らしきものがあり部屋になっているようだったが、そういうことだったのか。それじゃ上がれっこない。
他にも七福神や池の中に浮いた金色の仏堂の中の観音像とかいろいろとにぎやか。住職が派手好きなのだろう。
光線条件にはやや不満も残るがまあよしとする。もし再撮するなら昼前に。赤塚植物園に寄り板橋区立美術館。行ってみたら月曜だった。地下鉄赤塚より帰投。