朝から特快晴。しかし昨日よりは透明度低い。できるものなら高尾山か鎌倉に行きたい。でも歯科病院での写真状況視察の予定が11時から入っている。こないだ稼ぎ仕事が終わらず一回当日にキャンセルしてずらしてもらったのでそうそうキャンセルするわけにもいかない。やむなく機材一式持って視察ののち繰り出すことに。10年以上前のKodak160VCもテストとしてカットホルダ1枚両面のみ浴室で装填。12時15分頃視察がすみ、さてどうするか。せっかくだからまずは近場の湯島天神の確認。やはり囲われていたが、檻ではなくただの足場だった。でもどっちにせよ撮影はできない。神田明神を冷やかしクリエイトで昨日のネガを引き取ったら、かぶってなくもないような気もするがこんな低画質写真ならこれで充分。なんだかんだうろうろしているうち14時くらいになり、雲がちらほら。昨日よりは遅い。
日本式建築物は、基本的にひさしがあり、壁の外側に屋根が張り出しているので太陽の角度が高いと壁への日射はなくなり、壁が暗くなる。だから撮影は冬のほうがよい。まあピンホールに近い部分だと暗いほうがいいということもあるのだがそれはそれとして。今抱え込んでいる再撮分は冬に回すことに、この時期しかできない築地本願寺へ。ここは伊東忠太設計の古代インド洋式だそうで寺としてはきわめて珍しく屋根の張り出しがない。正面が北に面しているので、やるならこの時期の夕方しかない。が。14時半くらいに着いてみたら、日の当たり加減は悪くないのだが、もう雲が出はじめている。幕や張り紙も昨日のまま。紅白のテントまである。にわかにやる気なくし、夕方になったら昨日のように雲も晴れるかと様子見としてベンチでゴロ寝。16時になっても雲は晴れない。せっかく昼過ぎまで特快晴だったのに。これで何も得られないとは、結局のところここらが限界なのか。悄然と帰還。