24時間たってもまだ乾かない。浮いてきてひび割れしている。軟らかすぎ。フィルムを装填すると削られてしまう。ボロボロ剥がれてきてホコリどころの騒ぎじゃない。無理があったか。けちって安い粘土を使ったせいかとも思ったが、紙粘土を使う限りハンズのもっと高い素材でも問題は変わらないように思える。無理だというのがわかっただけでも収穫はあった、そう考えるとしよう。黒いゴムマットをフィルムと一緒に装填するとして、さしあたり現状のものでデータだけでもとるべく体裁を整える。塩ビ板と思ったが、遮光性が乏しいなら薄い金属板のほうがいい。風で揺れることもない。問題は接着だが、塩ビなら確かに溶着できていいのだが、わざわざ塩ビを調達するほどの理由でもない。スーパーXで充分だろう。以前Sinarの蛇腹フレームに使おうと思ってハンズでカットしてもらったが薄くて曲がってしまうため放置しさびてしまった1mm厚の鉄板を流用する。サンドペーパーでサビを落とし、クランプで固定。ハンマーでポンチを叩きセンターを出してドリルで穴開けし、丸ヤスリで拡げて角をとる。金鋸でカット。いつもの面々総ざらえ。ごそごそ買い込んだのにろくに使ってない、と思っていたがそこそこ動かしている。眠ったままのカメラやレンズよりよほど稼働率が高い。ある程度削って厚すぎるのに気づき何かに使うはずだった0.3mm銅板でやりなおし。それくらい事前にわかりそうなもんだがなあ。つくづく頭悪いなあ。