2005年個展の6x12のスキャンデータは、250GBの外部HDDをぶっ壊した時に飛んだのだった。テストプリントをスキャンして色合わせ。もうネガも失われてしまった写真たち。Umaxのスキャナは、2年前には反射原稿をスキャンすると前面にノイズが出てどうにもならなかったのだが、持ち直したようでノイズは画面の一部。とはいえこれが発生するのが画面中央ではないものの端というわけでもないので、A4全面とか8x10のスキャンはまともにはできない。1200dpiでスキャンしてみると、10年前の型だがホコリもキリッと拾ってくれる。忘れていたが結構シャープ。40万以上しただけのことはある。Microtec系のAgfaブランド製品あたりだったらこうはいかなかっただろう。当時のEpson製品よりもはるかに高性能のはずだ。でも、ただただ今さら。
そのシャープさがかえって仇となり、ここ2年のベタ焼きはホコリまみれとなる。あまりのおびただしさにゴミ消しやる気も起こらず結局カラーコピー。711の富士ゼロックスコピー機の性能が落ちているような気がするが気のせいだろうか。なかなか高画質だという印象があったのだが、まったく駄目だった。特にハイライトは飛んじゃって何も残らない。あとでネガからスキャンしたラフプリント用のデータがあったのを見つけるがもういい。
フィルムほど目立たないが、光沢紙なのでニュートンリングがじんわり出ている。でもオイル貼りなんぞする気はまるでなし。オイル貼り用の流動パラフィンはある程度確保してあるが、ふと検索してみたら、昭和化学株式会社の試薬データベースのページに流動パラフィンはあるにはあった。でもだからといってまだ入手可能とは限らない。
スキャンデータをPM-4000PXでプリント。フォトマット紙は色調が沈みすぎ。中間調が妙に落ち込むのと色に冴えがない。最大濃度は低反射率にしては出ている。コントラスト寄りの絵柄はやはり光沢紙のほうがいい。それにしてもインクジェットプリントはどうしてこうもやっててはりあいがないのだろう。仕事みたい。という習慣のせいか。