昨日に続き朝から特快晴。しかし透明度は低い。日曜なので鎌倉や浅草は避け大宮へ。10時過ぎ氷川神社着。参道脇に車がぎっしり停まっていて嫌な予感。楼門には大勢が出入りし、門を背に記念撮影する人が絶えない。動いていればゆるく飛ぶのでまあいいのだが、あんなに長いことじっとしていたのでは止まってしまう。構えてみると地面まで入るのでしっかり写り込む。だめだこりゃ。早々に撤退。かぶりものを先頭にした行列が向こうからやってきて道を空けさせられる。参道入り口には満車で駐車できませんとある。早すぎた。もっと寒くなってからでないと。しかもこんな有名どころが土日こうなのは明白。甘く見ていた。でもここは親しみやすくていい神社。
マメが悪化し歩きづらいが、まだ天気はいいしせっかく来たのだからまだまだ帰れない。ビックのフィルム売り場を偵察後、鉄道博物館へ歩く。途中蒸気機関車が屋根つきながら屋外に展示してあり期待がふくらむ。進むと電化車両の運転席部分をぶった切ったのが2両分おいてある。覗いてみるとライトが張り出しすぎうまくいかない。低いが電線もある。しかしこれだけやってるのにいまだにいちいち覗かないとどうなるかわからないとは。いい加減予想できるようになってもよさそうなものだが。よほどこの箱が入力に対して突飛な反応を返してくるびっくり箱なのか。でもパースの変形効果はいつも一緒。しかもきわめて単純。こっちののみこみが悪すぎるだけか。鉄道博物館は新幹線の高架線路に隠れて外観があまり見えない。反対側は在来線の線路が続く。線路脇に土地が余ったんで建てておきましたという風情。こんなに見てくれに気を使わないミュージアムははじめて見た。企業のミュージアムなら特に見た目を重視するものだと思うが。しかも狭い。外から見えるのはミニチュアの鉄道。こんなに子どもが喜んでいるミュージアムも珍しいが、子供だましにも見える。もっと実物の車両が屋外に並んでいるのを期待していたのだが、みな屋内にしまってあるらしい。倉庫を再現しているのだろうか。外にあってこその鉄道車両、中にあったって死んでるだけ。なるほど博物館というわけだ。とにかく屋内に用はない。今のところは。千円也払う気も元からない。
歩き歩いて普門院へ。敷地は広い。お堂はどっしりしているがガラス戸で特にどうというほどではない。だが狛犬がなかなかいい。右側、阿吽の阿のほうは横に口を開けていて、あれじゃアの口の開きじゃないでしょう。15時頃、ちょうど陽もあたり、しかも常緑広葉樹が背後にあってほぼ全面埋めてくれて、暗いので像が引き立つ。すかさず開店。口にクモの糸がかかっているので払い、顔に寄れるよう三脚を高く掲げ、ポラ切ってちょうどいい按配なのでそのままQL。EV15.0で80s。手応えはあったのだが、現像時のクリップ跡を頭のてっぺんに打たれ台なしにされるといったことも考え、またもう少し中央に寄せてポラ切ってさらに1枚、80s。松の木の影がかかり、左下が暗くなってくる。下のほうを覆って暗くし、対象側に覆い露光してみる。ところが露光中にクモの糸がまだ残っていて、きらきら光っているのに気づく。露光中にとることも考えたが手の写り込みを懸念し見送り。払ってもう一枚。しかしみるみる左半分が暗くなっていく。これは無理か。しかもまだクモの糸があった。この箱の分解能ではあんな細いものは描きわけられないはずだが、光っているのでうっすら影響があるかもしれない。それと、箱の影も像の下のほうにかかっていて、ポラには出ていなかったが、画面下に写っているかもしれない。結果次第ではもう一度。あんな迷ってないで、もうちょっと早く来れば。いつもの後悔。ついでに三脚位置はそのままでちょっとずらして木の枝に向け、次世代器3器目の初露光をようやく行う。3m。もうかぶってるかもしれない。本堂前には足形が三つ並んでいて参拝位置が指定されているのだが、賽銭箱がない。ふしぎなお寺。ともあれ収穫あると気分がいい。新宿クリエイトの夜間ポストに入れてこようかとも思ったが、マメが難儀なので見送り。それにしても平日日中にクリエイトまで引き取りに行く時間がとれない。テスト以外は堀内は避けたいのだが、この際堀内でよしとすべきか。